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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】


[752]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/01/13(金) 15:57:48 ID:???

ブンナーク「うぉあぁぁぁぁぁぁっ!!!!」 バァッ

フィッツウォルタ「グゥッ!」

キャリバーを繰り出す時のブンナークは、まさに暴虐の鉄塊である。
過去の事実として、クスタでさえポジショニングの優位を持ってしても、コレを止められなかった。

ドカアァァァァァァ!!!!
        フィッツウォルタ「ゲホッ!」

圧倒的なフィジカルの差に、フィッツウォルタが派手な無重力体験を強いられる。
しかしそれでも彼は、自身のやるべき仕事を達成している。

ブンナーク「くたばれカンピオーネ、これがオレのブンナークキャリバーだっっっっ!!!」

       ドッゴオォォォォォォォッッッ!!

大きな音を立てて振り下ろされたブンナークの巨大刀が、迫力ある轟音をグラウンドに響かせる。
しかしそれはジャスミートではなかった。
放つ瞬間、シュートコースの直前での変更を強いられたからである。
そしてそれはフィッツウォルタの守備に依る物ではなかった。

クスタ(やはりコイツかっ!)

ブロッカーに留まったクスタも当然予想していた。
プリマヴェーラ・カップ戦の決勝で2点を強奪されたブンナークの凶悪なヘッド。
あの時は威力を減ずる事すら出来ず、路傍の石の様に吹き飛ばされた。



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