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【崩落のステージ】Another-C_9【 後篇 】


[77]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/12/02(金) 16:23:40 ID:???

ジョアン(更に進化したかシニョーリ。 最強を目指すお前の飽くなき向上心、エクセレントだ。
      ・・・予想外な事象も多かったが、クスタと共にお前をパルマに出して正解だったな。)

最強になりたがっていた子供、ジュゼッペ・シニョーリ。
その才能は非常に高かったがメンタルに難があり、本当に強い敵が相手だと実力が発揮できない欠点があった。
失敗したプレイを馬鹿の一つ覚えのように、成功するまで繰りかえそうとし、プレイの質を落としていた事だ。
最強に固執・・・つまり相手を下に見る事が前提だった為、自分の敗北に対する苛立ちが過大だったのである。
これに対してはクスタやシューマッハが散々指導したが、シニョーリは一向に自分を変えなかった。

・・・しかしそれはマルコ・クオーレとの出会いで変化する。
それまでパルマにはシニョーリの才能に及ぶ者が一人も居らず、ゆえに彼には焦る必要がなかった。
しかしクオーレはシニョーリと同等・・・場合によって凌駕する物を持っていた。
シニョーリは初めて下から突き上げてくる者への恐怖を覚え・・・その結果、彼はこだわりを捨てた。
一つのプレイに失敗しても素早く切り替え、『最終的に勝てばよかろうなのだ』と考えるようになったのだ。
そうしなければ、クオーレがどんどん自分以上の活躍を積み上げていくゆえに。

そしてパルマにとって都合の良かった事に、クオーレはシニョーリが大好きだった。
そのテクニックに憧れていたと言っても良い。
シニョーリが幾ら彼を疎んでも、クオーレはシニョーリに対して態度を変える事がなく・・・
結果としてシニョーリは根負けし、クオーレに対する態度を軟化させた。
それはチームメイトに敬意を払う第一歩を踏み出した・・・という事と同義であった。



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0ch BBS 2007-01-24