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11人の戦士たち


[17]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 02:55:18 ID:???
>A.「はいよろこんでー」 喜んで同行をする
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佐野満はこんな訳もわからない林の中で1人でいて平気なほど、神経が図太い男ではなかった。
1人よりも2人、誰かと一緒にいた方が安心をする。
それが自分よりも頭の良さそうな頼りがいのある人物ならばなおさらの事である。

ユーノ「うん、それじゃあ行こうか。 ……っと、名前がまだだったね。
    僕はユーノ=スクライア、よろしく」
佐野「俺は佐野満って言います。 ……僕?」

佐野が同行する旨を伝えると、女性――ユーノ=スクライアは嫌な顔一つせず手を差し出し、握手を求め名を名乗った。
これに佐野もまた答えるのだが……ユーノの一人称が不意に気になる。

ユーノ「? 何かおかしい?」
佐野「いや……女の人なのに自分を僕って言うのがちょっと珍しかっただけで……。
   ……外人さんなんだし、そこらへんは仕方ないんですかね」
ユーノ「……これでも、男なんだけど」
佐野「なにィ!?」

と、ここでネタばらし。
ここまで散々地の文で「女性。女性」と連呼してきたこのユーノは、実は男であったと発覚。
確かに、よく見てみれば顔は女顔であるが男に見えない事も無いし、
握手を交わした手は少し女性のそれとは違い(といっても佐野は女性の手など触った事はないが)ゴツゴツしている。
やけに長い髪やそれを束ねるリボンの印象が強く女性だと思っていた佐野も、これには思わず苦笑い。

佐野「もう二度と女性と男性を見間違えたりしないよ」
ユーノ「(誰に向かって言ってるんだろう?)」

変に恋心を抱いちゃったりする前に事実を知れてよかったと胸をなでおろす佐野。
こうして勝手な誤解を勝手に解いた佐野は改めてユーノと共に一路石畳の先にある階段を上る事に決めたのだった。

それにしてもこの佐野、ノリノリである。


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0ch BBS 2007-01-24