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11人の戦士たち
[253]佐野の人 ◆0RbUzIT0To
:2011/12/15(木) 01:23:19 ID:???
>B.「そうまでしてアリスとやらにはならにゃならんのか?」 何故アリスになる事を頑なに目指すのか聞いてみる
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水銀燈「お父様がアリス以外に会う気が無いからよ」
佐野「はァ? どういう事だそれ?」
この水銀燈の発言には、佐野も思わず怪訝な顔をして聞き返してしまう。
だが、逆に聞き返された水銀燈といえば、何がおかしいのかとむしろ眉を顰め……。
こうしてまたも、佐野と水銀燈の間で大きく常識というものが違うのだという事が発覚する。
佐野にしてみれば……というか、人間にしてみれば、そもそも父親というものは子に無償の愛を注ぐもの、という思想がある。
それは人間だけにかかわらず、その他の動物にとっても概ねそのようなもの。
言ってみれば、生物としての本能として、親が子を愛するのは当然という意識がある。
しかし、水銀燈はその人間ではない――それどころか、生物ですらない。
彼女は精巧に作られてこそいるものの、その体に血は流れていないのだ。
その彼女――意思を持ち、自我を持ち、動き出した人形の思想では、佐野ののような考えというものはなく。
ただ、アリスになれば父親が会ってくれる、という知識だけがある為に、そのアリスになろうという意識があるだけ。
父親に会う為だけに、そのアリスという存在になろうとしているというのである。
水銀燈「アリスにさえなればお父様もあってくれる……そして、喜んでくれるわ」
佐野「(……そういうもんなのかなぁ。 でも、人形って言ったってこいつはこうして動いてる訳で……むーん……)」
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