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11人の戦士たち
[273]佐野の人 ◆0RbUzIT0To
:2011/12/16(金) 00:06:13 ID:???
>B.カイン
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カイン「………………」
佐野「ん? カインさん、何やってんだ?」
カイン「槍の手入れだ。 あまり近づきすぎるな、危険だぞ」
日も傾き始めた頃、霊夢に縁側の雑巾がけを命じられた佐野は、その縁側に腰掛け。
佐野の身長よりも長い槍を手入れするカインと鉢合わせした。
日本において日常生活を送っていれば、滅多にお目にかかる事が出来ない光景に思わず佐野は釘づけとなり。
カインはそれを気にした様子を見せずも、あまり近づきすぎるなと警告をする。
佐野「それがカインさんの得物か……」
カイン「剣も扱えるが、やはり槍がよく馴染む。 お前は何を扱うんだ?」
佐野「いやいや、俺そんな槍だとか剣だとか使えませんって。 っていうかそういうの持ったら俺達の世界だと犯罪なんです」
カイン「……騎士でなければ武器が持てないという事か?」
佐野「うーん、そういう意味でもないんだが……」
魔物が蔓延る世界から来たカインと、戦争とはほぼ無縁の日本から来た佐野。
両者の間にはやはり常識というものに相当の格差があり。
佐野は丁寧にカインに自分たちの世界には魔物がいない事、そもそも戦う必要というものが無い為。
危険物となる刀剣の類を所有するには、相応の手続きと許可が必要である事を説明する。
これにはカインもカルチャーショックを受けていたが、しかし、すぐにその口元に微笑を浮かべた。
カイン「魔物がいない世界か……よもやそのような世界があるとはな」
佐野「俺からしてみれば魔物の存在自体が夢物語ですよ……」
カイン「フ……しかし、そんな世界でも武器を所持する者がいるというのはどういう事だ?」
佐野「趣味として持ってる人とかもいるみたいですよ。
コレクションしたりとか、まあそういう事が出来るのは金持ちだけですけど」
カイン「なるほどな。 確かに、良い武器というものはそれだけで一つの芸術品とも言える」
佐野「カインさんのもそうなんですか?」
カイン「む? これは……」
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0ch BBS 2007-01-24