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11人の戦士たち


[32]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 23:07:54 ID:???
茶髪「あ、人だ! 人がいたぞ!!」
銀髪「うるさいわねぇ、一々言わなくてもわかってるわよ」
ピンク髪「(こんなにいっぱいの人……えっと、なんて声をかけたらいいんだろう……?)」
メガネ女「……なんだか色々と面倒そうな人も若干一名いますけど、それ以外の人は話が幾分か通じやすそうですね」
鎧男「フッ、随分と毒舌だな」
チャイナ服「誰だっていいさ。 こんな訳わかんない場所から出してくれる奴ならね」

そうしている間に、佐野達が来た方向の反対側から現れたのは6人組の男女入り混じれた団体さん。
妙に明るそうだが、そこはかとなく影を帯びたようにも見える茶髪の青年。
その傍らをふよふよと浮遊しながら(これには佐野も再び驚いた)嫌味ったらしい言葉を吐く銀髪の小さな少女。
きょろきょろと周囲を物珍しそうに見回す、ピンクの髪のゴスロリ少女。
フレームのついたメガネを上げながら腕を組み、グラサン男一点を見つめながら呟く少女。
その発言に苦笑をする、重そうな鎧甲冑を着た青年。
そして、肩を竦めながら皮肉っぽい発言をするチャイナ服を着込んだ女性。

佐野「……なんかまた増えた件について」
ユーノ「(……これはいよいよ何かの事件に巻き込まれたのかな?)」

このなんとも統率を取れていない団体を見た佐野は思わず脱力し項垂れ。
ユーノもまた焦りを抱きながら、それでも表面上は冷静を取り繕う。

ユーノ「……ともかく佐野君、彼らと接触をしてみよう」
佐野「えぇぇ? なんかすごい危ない匂いぷんぷんするぜ? 特に鎧着てるのとか、車運転してたグラサンとか……」
ユーノ「それでも前進しなければ何も進まないよ。 それに多分だけど悪そうな人には見えないし……」
佐野「……そうかなぁ。 でもまぁ、ここでボーッとしてるよりはマシか……」

正直言ってかなり気乗りしないが、確かにユーノの言うように話しかけ、動かなければ事態解決の進展は無い。
そもそもここまでやってきたのは人と会う為、人に道を尋ねる為。
多少なりと奇妙な者たちが相手でも、ここは話しかけるべきだろうと佐野は渋々動いたのだが……。


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0ch BBS 2007-01-24