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11人の戦士たち


[3]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/08(木) 01:20:35 ID:???
3年A「終わったか……まあ、確かに準優勝……あと少しで優勝出来たのに届かなかったのは悔しいけど……。
    それでも日本で二番目なんだ、それは誇ってもいい結果だったよな」
3年B「そうそう、去年なんて決勝まで上がれなかったしな」
3年C「なんせ南葛には新田と山森もいるんだぜ。 あいつら相手に3−1なんてよくやった方だよ。
    うちは次籐さんがいなくなって守備ガタガタだったのにさ」
3年A「まあ来年になればあいつらもいないんだ、来年こそは俺達の後輩が優勝してくれるかもしれないぜ」
佐野「(うちだって俺が引退したらロクにチームを引っ張るタレントいないんだぞ。
    ……東邦にはまだ沢田が残るってのに)」

引退式を終えた後、佐野達サッカー部3年は帰路についていた。
佐野を除く3年生たちは、それぞれ優勝が出来なかった事を悔やみこそすれ。
それでも準優勝をしたというのならそれはそれで満足な3年間だったと回想をしていた。
だが、佐野だけは心の中で悪態をつく。
彼らの言う事も間違いではないかもしれないが、それでも佐野は日本一にはなれなかった事に強い未練を残していたのだ。

佐野「(でも、それだけじゃない……俺がムカつくのはそれだけじゃないんだ……)」
3年B「そういや佐野、お前大学行ってもサッカー続けるのか?」
佐野「え? ……ああ、そのつもりだけど?」
3年C「お前が選んだ大学、サッカー強いトコだもんな〜」

内心苛々を抱えながらも、佐野は他の3年からの言葉に返答をする。
ここまで中学・高校とサッカーを続けてきた佐野にとっては、大学に入ってからもサッカーをするのはある種当然であり。
なんで今更そんな質問をするのかと逆に問いかけてきたものを不思議そうに見返すが。
これを見て他の3年たちはそれぞれ顔を見合わせてため息を吐く。

3年A「うーん……まあお前がサッカーを好きなのは見ててわかるし、何より上手いのは知ってるけど……いつまで続けるんだ?」
佐野「……いつまで?」
3年B「サッカーにはプロリーグなんて無いんだぜ? まだ大学の4年間はあるけど、俺達だって将来の事考えねーと」
3年C「日本にプロリーグがありゃ、お前もプロになれただろうになぁ」
佐野「……………………」


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0ch BBS 2007-01-24