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11人の戦士たち


[508]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 01:45:48 ID:???
>C.クーガー
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佐野「……そういや今日の午前は特に何も予定が無いんだったか。
   よしよし、そうと決まればゆっくりまったりのんびりしよう」

午前中は外に行く用事もなく、また、家事の仕事も無かった為、佐野はのんびりする事に決めた。
そして、居間で温かい茶をしばきながらだらーんと団欒をしていたのだが……。
不意に視線を横に向ければ、そこにはこのようなまったりした時間を好まないように思えた男の姿があった。

佐野「……なんだか意外だな、クーガーさんがゆっくりしてるなんて」
クーガー「お前は俺を回遊魚か何かだと思ってるのか」

幻想郷に集められた10人と1匹の中では、水銀燈と並んで性格というものがわかりやすかったのがこのクーガー。
そのクーガーの性格とは、一言で言えば――兎角せっかちで、速さを何よりも重んじるというもの。
実際、情報収集に当てた最初の日も、このクーガーは誰よりも速く外へと出かけて幻想郷を駆け巡ったというのだ。
そのクーガーが佐野と同じように茶を飲みながら、静かに読書をしているというのは佐野にとって予想外なものであった。

佐野「だってさ〜、今日も一番に起きてきてたし、てっきりまた外に行くかと思ったんだよ」
クーガー「確かに旅は素晴らしい、外を歩く事で文化に触れるのも確かにいい。
     だが、家で体を休めて書を読み知識を得るのもまた文化的な生活だ。 外に出て走り回るだけじゃ原始的だろうが」
佐野「(意外に知的な面がある……のか? でも、読んでる本は……)」

静かに佐野の言葉を否定するクーガーは、読書に夢中。
思わずなるほどと納得しそうになってしまうが……読んでる本のタイトルが『恋空』という、なんとも恋愛小説風味なものでは。
いまいち説得力というものが無いと佐野は思ってしまう。


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0ch BBS 2007-01-24