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11人の戦士たち


[518]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 23:57:44 ID:???
クーガーに呼ばれると、佐野は炬燵を抜け出して縁側へといきクーガーと同じように空を見上げた。
するとそこにいたのは……遠目な上に後ろ姿しか見えないのでよくわからないが、人型の姿をした生物。
だが、その人型の生物の背中にははっきりと漆黒の翼が生えているのが確認でき。
あれは間違いなく人間ではなく、噂に名高い妖怪なのだな……と佐野は認識をする。
……そもそも人間は(一部の例外を除き)空を飛ばないのだが。

佐野「へー、妖怪が新聞配達をするのか。 てっきり妖怪なんてみんな職なしなんだと思ってたけどなー」

思わず感心をしたようにつぶやく佐野の横では、クーガーが眉間に皺を寄せながら離れてゆくその人型の生物を凝視する。

佐野「どうした、クーガーさん。 パンツ見えたの?」
クーガー「いや、見えん。 ……じゃなくてだな。 どうにも気に入らん!」
佐野「何が?」
クーガー「この俺の文化的なひと時を邪魔した挙句、とっとと逃げようとしているのがだ!
     特に後者が気に食わん! この俺から逃げられるとでも思ってるのか!!」
佐野「そっちかよ!?」

誰よりも速いと自負をするクーガーにとって、自分から誰かが逃げようとする事は許せない事であった。
それもあんな乱暴な新聞の配達のされ方をされた上でとなれば、なおさらの事である。
言うが早く、クーガーは玄関から二足の靴を取ってくると縁側から降り立ち……。


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