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11人の戦士たち
[54]佐野の人 ◆0RbUzIT0To
:2011/12/09(金) 02:53:20 ID:???
しかし、この案も穴があった。
八雲紫の住まいは基本的に彼女と彼女の従者しか知らず、本人も神出鬼没。
いつ、どこに現れるかもわからず待ち伏せも出来ない為、今から速攻で返してもらうというのは不可能なのであった。
霊夢「それに今、冬だし。 あいつ冬眠してるんじゃないかなー……」
アイビス「と、冬眠……?」
律子「まるでクマか何かね……。 ……それじゃあ、春になるまでは?」
霊夢「姿現さないかも」
クーガー「春になるまで待つ……ただ足踏みをして待つだけだと……? この俺が……立ち止まるだと……!?」
佐野「クーガーさん程じゃねぇけど俺だってそんなの御免だ。 今から春までつったら……。 ……ざっと3ヶ月。
下手すりゃ4か月くらい待たなきゃいけねぇんじゃねぇか?」
ダークドリーム「……私は別に、何でも構わないけれど。 皆は、帰らないと困るの?」
カイン「……いつまでもこんな場所で待ちぼうけを食らうというのは……な」
季節は冬――八雲紫は冬眠の真っ最中。
春になるまで彼女は動く事はなく、3ヶ月……寒さが長引けば4か月も待たなければならないかもしれない。
しかも、それはあくまで最速――冬眠から開けて、すぐに紫が姿を現せばの話。
冬眠を終えても佐野達の前に姿を見せなければ、結局、いつまでも帰れないのだ。
佐野「なぁ霊夢ちゃ~ん、なんかこう、ポポポポ~ン! と3つ目の案とかない? 3度目の正直的に考えて」
霊夢「無い。 あとちゃんつけるな気持ち悪い」
佐野「酷い……ん?」
再び馴れ馴れしくし過ぎた為に霊夢に冷たい言葉を浴びせられる佐野。
これには周囲も思わず苦笑いを超えて呆れる中、不意に佐野は近くに酷く見慣れた物体が転がっているのを見つけた。
佐野「……サッカーボール?」
霊夢「? 何、あんたもサッカーやるの?」
そう、それはサッカーボール。
白と黒の色をしたその球体は、今まで佐野が長年をかけて打ち込んできたスポーツの象徴である。
霊夢の問いかけに対して佐野は頷き、それを横で見ていたユーノはこれが先ほどから佐野が言っていたサッカーの道具かと一人関心をする。
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0ch BBS 2007-01-24