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11人の戦士たち


[620]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/17(金) 00:07:00 ID:???
やがてブースターはとにかく強くボールを蹴れば、佐野が喜ぶと理解をしたのだろう。
ただの体当たりではなくその牙に体内で高めた高熱の力を宿らせ強くボールに噛み付き。
その衝撃でボールを放つという文字通りの反則級の必殺シュートを披露する。
この必殺シュート――ブースターの得意とする技、「ほのおのキバ」を応用したそれは、
体当たりによるシュートの威力を遥かに凌駕しており、周囲で練習をしていた者達も思わず驚くのだが……。
一方で指導をしていた佐野はといえば、内心冷や汗を流しながらゴールネットへと突き刺さったボールを見る。

佐野「(シュ、シュナイダーの……ファイヤーショット……?)」

そう、それはかつて佐野が参加をしたフランス国際Jrユース大会において、決勝戦を戦った西ドイツのキャプテン。
皇帝――カール=ハインツ=シュナイダーの得意とした超威力のシュートによく似ていた。
もっとも、単純な威力に関してはシュナイダーのファイヤーショットに比べれば数段劣っていたのだが……。
ボールが燃えるという非常識的な特徴やその弾速の速さは、ファイヤーショットを彷彿とさせるものであった。
もしかすれば、このままブースターを鍛えてゆけば、あの皇帝と同等のストライカーになるのか……。
そのような予感を感じた佐野は、ぴこぴこと尻尾を振って見つめ返してくるブースターに視線を返し……。

佐野「ブースターはわしが育てた」

とりあえず恩を売っておくに越した事はなかろうと、恩着せがましい事を言ってのけたのだった。


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