※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
11人の戦士たち
[713]佐野の人 ◆0RbUzIT0To
:2012/02/21(火) 02:12:39 ID:???
己のスピードに絶対の自信を持ち、スピードに全てを賭ける男――ストレイト=クーガー。
そして、まだ佐野は彼女の事を詳しくは知らないが……。
どうやら彼女としても己のスピードには自信があるらしく、口調こそ丁寧なものの自分こそが最速だと言って譲らない射命丸文。
速さに絶大な自信を持ち、速さをアイデンティティーとする男と女。
両者はしばし視線を交わし、火花を散らし合い……佐野は思わず生まれた険悪な雰囲気にしどろもどろになる。
佐野「ま、まぁまぁ2人とも落ち着いて。 な、ほらほら、ヤクルトでも飲んで……」
クーガー「ふん、こうなりゃここでケリをつけてやろうじゃないか。 俺の速さ、見せつけてやる」
文「身の程知らずもいいところです。 この私に敵う筈がありません」
佐野「……どうしてこうなった」
やがてクーガーと文は、当然のようにこの場でケリをつけようという結論に至った。
口でどれだけ自分の方が速いと言っても仕方がない。
自分が相手よりも速いと証明するには、実際にそのスピードを見せつけるのが一番である。
文「ふふふ、条件は対等でいってあげましょう。 私は今度は空を飛ばないであげますよ」
クーガー「ふん、いいのか? 後で飛んでいれば勝っていたなんて言い訳をされても知らないぜ」
文「そのような事があろうはずが無いですよ。 スタートはここから。 ゴールは人里の出口まで。 よろしいですね?」
クーガー「それでいい! 佐野ォ!!」
佐野「へ?」
クーガー「お前がスタートの合図をしろ!!」
佐野「えぇ〜?」
そして、流れのままに佐野は審判役のような役目まで任されてしまう。
佐野は本当にどうしてこんな事になったのだろうと思いながら、盛大にため息を吐きつつ横一線に並んだクーガーと文の斜め前に立ち……。
佐野「それじゃ行くぞ……よーい……」
クーガー「…………」
文「…………」
佐野「ドンッ!!」
ピュッ ピュパァンッ!!
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24