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11人の戦士たち


[724]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/22(水) 00:59:08 ID:???
文「ええ、ええ、刻んで下さい。 ジャーナリストは名前を憶えてもらってナンボですから」
クーガー「次に会う時には……俺の名を刻ませてやる」
文「それは結構。 この射命丸文、いつでもどこでもなんでもウェルカム。
  駆けっこ、弾幕ごっこ、サッカーまで……どんな挑戦でもお受けしますよ」
クーガー「? お前もサッカーをやっているのか……?」
文「おや、その口ぶりだとあなたもですか。 ……ふふ、では試合でお会いできる日を楽しみにしていますよ。
  準備が出来たら我ら4ボス劇団と是非とも試合を申し込んでくださいね。 ではでは!」

己のプライドとプライドを賭けて戦った後の勝負に、余計な言葉は不要である。
敗者は負け惜しみを言わずに、しかし再戦の時を誓い。
勝者は勝ち誇る事もなく、相手が再び挑んでくる時を待つ。
また、思わぬ所で速さに対するこだわり以外の共通点――サッカーというものを見つけた両者。
そちらでの戦いでも負ける訳にはいかない、と……2人は笑みを交わし合い。
文は取材はまた今度に……と呟いてから、その場を颯爽と去って行ったのだった。

佐野「はぁっ、はぁっ、やっと追いついた……って、あれ? 文さんは?」
クーガー「帰った」
佐野「えぇぇぇ!? もう!? 俺、色々取材に答える為の台詞とか考えてたのに!」

そしてその後、しばらくしてからようやく佐野は追いついた。
彼は彼なりに全力疾走をしていたのだが、それでも文とクーガーには追いつけず。
更には文とクーガーの方にはほんの二言三言会話を交わすだけの余裕があったというのだから、
それだけ両者の足の速さが常人離れしているのはわかるだろう。

佐野は文が帰ったという話を聞くとぜぇぜぇと息切れをする中で一層落胆をするのだが……。
クーガーはそんな佐野に振り向くと、追い討ちをかけるように言葉を吐いた。


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0ch BBS 2007-01-24