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11人の戦士たち


[784]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/26(日) 00:55:27 ID:???
疑問符のついた佐野の言葉に、水銀燈は1つ頷きながら鏡に手を当て口を開く。

水銀燈「何、nのフィールドを知らないの?」
佐野「知るかよ、んなもん。 なんなんだそれは」
水銀燈「説明するのも面倒くさいんだけど……まあいいわ、特別に教えてあげるから光栄に思いなさぁい」
佐野「(なんでこいつはこうまで偉そうなんだろう……)」

余裕たっぷりの表情の水銀燈とは裏腹、佐野にははっきりと苛立ちが現れていたのだが……。
まあこいつがこういう性格なのは会った時からある程度わかっていた筈だ、と自分に言い聞かせ説明を受ける。

水銀燈「nのフィールドっていうのはね、現実世界と表裏一体の空間……。
    ありとあらゆる、無数の世界とつながった空間の事よ」
佐野「……ううむ。 俺、数学は苦手なんだよな」
水銀燈「数学要素殆どゼロよ。 素直に自分の頭が悪いという事を認めなさいおバカさぁん」

しかし、佐野の頭は水銀燈の抽象的な説明を受けても理解できる程優秀なものではなかった。
結果、佐野はよくわからない言い訳をして弁解をしようとするのだが……。
当然それに水銀燈は突っ込み、肩を揺らして盛大にため息を吐きながら改めて噛み砕いた説明をする。

佐野「むむむ……なるほど。 とにかく、そのnのフィールドってのは……。
   たとえば俺の世界や水銀燈の世界、クーガーさんの世界やりっちゃんの世界、色んな世界と繋がってる世界って事か!」
水銀燈「最初からそういってるでしょうに……」
佐野「ん? というと、そのnのフィールドって所からすぐに帰れるんじゃねーのか!?」

ようやく理解が及んだ佐野は、とりあえずnのフィールド=皆が帰れるどこでもドア的物体、と解釈し。
それならばそれをつかえばすぐに自分たちの世界に帰れるのではないか、と思いつく。
これは我ながら名案だと思った佐野だが……そんな佐野の言葉を、水銀燈は一蹴する。


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0ch BBS 2007-01-24