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1- レス

私の巫女様


[610]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/30(月) 01:54:48 ID:???

「しかし……姉方様はその才能が元で、体を壊してしまったのであります。
 今となっては、ある程度運動もこなせるまでに回復したのではありますが……

 チームからは、妹君もろとも放り出されてしまったのであります」

君代
「クビ……ですか」


「……ええ。
 怪我持ちの若手なんて飼う余裕は無いでありましょうし、
 人生を棒に振る前に、違う道へ進めという温情もあったでありましょうが…」

ぐぐっ、と拳に力を込めながら涼先輩が続ける。

省15

[611]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/30(月) 02:01:11 ID:???

「ええ。実際、かなり失意の中の帰国でありました……。
 その後、てっきりサッカーから離れていたと思っていたのでありますが…」

君代
「え、えっ…サッカー、やめちゃってたんですか?有栖さん…」


「ええ、わたくしの記憶では。
 少なくとも、日本で練習している姿は見た事が無いであります。

 ……ただ、最近頻繁に出かけているので、走り込み位はしているのかも知れないではありますが」

有栖さんは、練習を断っていた……?

君代 省12

[612]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/30(月) 02:06:14 ID:???
すっ…と居住まいを正し、真っ直ぐに命の目を見据える。

君代
「(ゴクリ)」


「……きっと、妹君様はご迷惑を掛けるとおもうであります。
 昔からは考えられない位、意地っ張りで自己顕示欲が強くなってしまったであります…

 きっと言う事なんか聞かないでありましょうしスタンドプレーにすぐに走ると思うのであります
 どんな時でも妹君様一人で突っ走ることもあるでありますしきっとパスは相手の事なんて欠片も考えない 省35

[613]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/30(月) 02:12:07 ID:???

「叱ってあげても良いであります!
 けれど、けれど見捨てないであげないで欲しいのであります……!

 …それさえ守っていただけるのであれば……
 この【有栖 桃子】が姉、【有栖 涼】……この身、名に賭けて。
 そちらの手伝いを、全力で行わせていただくであります……!」

……顔を下げたまま、震える様な声色で、血を吐く様に言い切った涼先輩。
それきり、何も言わず頭を下げたまま…ボールはそちらに渡した、決断は任せると言わんばかりであった。

君代 省26

[614]森崎名無しさん:2012/01/30(月) 02:14:11 ID:fz2mwgKk
A

[615]森崎名無しさん:2012/01/30(月) 06:02:17 ID:KP3ItKOo
A

[616]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/31(火) 01:54:36 ID:???
「エクスプローラー は動作を停止しました」

と言うバグでPCが動かなくなっていました。
解決、長すぎるファイル名が原因でした。

[617]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/31(火) 16:14:42 ID:???
A 「わかりました、見捨てないと約束しましょう」
------------------------------------------
君代
「……わかりました、見捨てないと約束しましょう」

そもそも、戦力的に外せない。
パスを出せる人物が命、有栖…本加入していない人を含めるなら菱形先輩しかいない。
(その菱形先輩はメンタルに不安があるのだが……)

君代
「(そう考えると、やはり道は遠いですね……
 GKもまだ決まっては居ないですし……)」


「……それでは。 省9

[618]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/31(火) 16:17:40 ID:???
涼がスッ、と伸ばした手を命が取る。
キメ細やかで、絹の様な肌触りが優しかった。

君代
「……ちょっと、ボール遊びでもしていきますか?
 どれくらいやれるか、見てみたいですし」


「良いでありますよ……
 ただ、あまり期待はなさられないよう願うでありますが」

そうして、マットの上ですやすやと寝ていた有栖さんを起こし。

有栖
「へっくち!」

有栖のシンガードを涼に貸し、軽くボールを使った遊びが始まった。

君代 省6

[619]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/31(火) 16:19:22 ID:???

「わたくしは、
 "飛ぶ事"には自信があるであります」

君代
「成程……私は苦手なんですよね、背が低いから…」


「可愛くて良いではありませんか」

有栖
「そうよそうよ、小さい方が良いわよ」

涼が傷ついた。
がっかりしている。

君代
「では…空中の競り合いをやってみますか?」

ほい、と有栖にボールを手渡しながら軽く屈伸。
ハイボールの競り合いを見てみよう、と言う事だ。

[620]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/01/31(火) 16:20:25 ID:???

「それでは…高い球をお願いしたいであります」

有栖
「ん、高い球ね」

君代
「了解しましたよ
 (言葉通り空中戦に強ければ、センターバックが埋りますかね…?)」

小回りの効く選手は多いが、縦に強い選手が居ないのが現状。
その穴を埋めるピースとなってくれれば良いのだが……。

有栖
「んじゃ上げるわよー!
 涼お姉ちゃん、サッカー久しぶりだと思うけど怪我はさせないでね!」


「大丈夫でありますよ ……多分」

君代 省3


0ch BBS 2007-01-24