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私の巫女様
[887]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/03/04(日) 02:00:02 ID:???
今日はここまで。
明日は……試合、やろうと思えば…
[888]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/03/05(月) 00:09:46 ID:???
君代
「今日は巫女の日ですよ!」(フンス)
えへん、と胸を張って褒めて欲しそうに
自信満々の顔で言う光景。
[889]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/03/05(月) 03:19:17 ID:???
第三グラウンド。
そこには片方の観客席にのみ、集中して観客が居る異様な光景が広がっていた。
それも―――全員、女。
君代
「……なんですかねこれは…」
菜々子
「いいんじゃないかしら〜…紛れ込めば隠れる必要もないわよぉ」
こそこそっ、と同姓の群れに紛れ込む二人…
その同性達の目線は、全て大声で叫ぶ花真瀬中学校の10番に向けられていた。
鎌瀬
「やぁ!
今日は僕、【鎌瀬 一(かませ はじめ)】の
省13
[890]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/03/05(月) 03:27:05 ID:???
鎌瀬
「諏訪社中の皆!
悪いけど、今年全国に行くのは僕たち花真瀬中だ!
でも安心したまえ!君達の分も僕が戦う!」
観客席
「キャーッ!」「カッコイーっ!」
鎌瀬
「ハハハハ!
まぁ見ていてくれ!この鎌瀬一ある限り、花真瀬中に負けは無い!」
ハーハハハハ!となおも続く高笑いに二名どん引き。
諏訪社中イレブンからの熱い殺意がびしびし伝わってくる…。
君代
「……なぁんですかね、これは…」
菜々子
省15
[891]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/03/05(月) 03:28:41 ID:???
丁度その時、
絶え間ない黄色い声援の中を涼が歩み寄ってくる。
涼
「姉方様、良い場所に陣取ったでありますね…
これなら捗るでありますよ……」
菜々子
「あらあらどうも〜♪」
来るや否や機材の設置を手際よく行い始める涼。
その佇まいは、一流の諜報員のそれである。
君代
「はえ〜……」
菜々子
「はい、命ちゃんこれ♪」
菜々子から渡されたのは、小さな小さな耳に付ける端子…
一言で言えばイアーホンだった。
[892]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/03/05(月) 03:29:46 ID:???
君代
「い、イヤホン……」
チャ・ザ神
「(諜報部隊か何かなんですかねぇ……?)」
菜々子
「付けないと聞こえないわよぉ〜」
涼
「指向性があるでありますから、余計な音は聞こえないでありますよ…
霧が邪魔でよく見えないでありますね……」
きーり、きーりとカメラと双眼鏡を調整。
双眼鏡の調整が終わり次第菜々子に手渡され、バケツリレーで命ちゃんの手元へ。
ずしりと重い、決して安物には見えない…そんなものを霧の中手渡されてしまう。
君代
省6
[893]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/03/05(月) 03:36:28 ID:???
君代
「ひぇっ……」
高級だとは思ったが、予想以上の高級さにびっくり命ちゃん。
菜々子
「確か短時間なら、水没してもオッケーよぅ♪」
君代
「さ、参考までにお幾ら万円で……?」
涼
「2、3万円だったでありますかねー…良くは憶えてないであります」
チャ・ザ神
「(ヒエエエエ〜ッ!)」
君代
「あ……そ、そうですか…大事に使いますね…」
チャ・ザ神様の悲鳴を脳裏で聞きながら、命ちゃんは誓った。
省2
[894]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/03/05(月) 03:47:35 ID:???
大事に大事にイヤホンを耳に差し、双眼鏡に手を掛ける…
見やるのは当然、コイントスを終えて睨み合う花真瀬中学校キャプテンの鎌瀬と…
"NAGO"と名前を背負い、背番号1番の男だった。
鎌瀬
「キミが諏訪社さんのGKかな?
悪いけど、今日の僕は乗っててね……3点は貰うよ!」
名護
「……やれるなら…やってみるが良いでしょう。
魑魅魍魎跋扈するゴール前…名護啓介が、そこに居る」
鎌瀬
「…?
全然わからないけど、勝つのは僕たち花真瀬中だ!
省17
[895]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/03/05(月) 03:52:30 ID:???
ジャリッ……!
/: : /:: : : / : : :.!:: : : : !: : !: : : ヽ:: : : : : ',
/: : /: : : 斗--、 :|: : : : :|: : | ,ィT: ',: : :ヽ : !
|: : |: : : : : |: / \: : /|:.ィ: :ヽ: : :.|.: : : ト、:|
|: : |: : : : /!/ ⌒ヽ| :/ |:./⌒ヽV: |.: : : | V
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<:: |. 小{ _,,.. - 、-.,_ レ{: :.|ヽ:| 名護ぉ……
省27
[896]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/03/05(月) 04:13:58 ID:???
続けて集音機が、会話を拾う。
名護
「……この霧ではわからないでしょうが…
いきなりやるほどでは無いでしょう、極力汚い手は慎みなさい…」
伊藤
「へいへい、了解よ生徒会長サマ?」
名護
「私はまだ…生徒会長では、ありません」
伊藤
「チッ。
……オイ皆、"しっかり繋いでいく"ぞ!」
おー、おーとやる気のないクッソだるそうな声がDF、MFから聞こえる。
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0ch BBS 2007-01-24