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【厄は憑いても】キャプテン松山29【嘘つくな】


[256]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/01/20(金) 23:52:02 ID:???

ダダダダ――バンッ!!!

飛ぶ時の際、まるで芝が爆発したかのような会心のジャンプは、井沢に恍惚感を抱かせた。

井沢「(過去最高のジャンプだ! やはり今日は絶好調! さっきのは何かのまぐれか不条理かだ!)」

ダイナミックに飛翔する井沢は既にトラップした後のプランすら頭に浮かべはじめていて……

フッ、と、ボールが消えて、着地した時にも、こいしに先んじて奪われたという認識が追いつくことはなかった。

慧音「まさか!? 今の井沢のジャンプは練習してる時にも見たことがない水準だったぞ!?」

尋常な勝負なら、こいしの姿が見えていたなら、井沢はより勢いをつけて飛び、こいしを封殺したかもしれない。
それだけ完璧なジャンプだったが、奪われた後では慰めにならず……
正気に返った井沢は、接触プレーの反則の有無を見るために近くにいた審判の映姫に詰め寄りまくしたてた。

井沢「ハッ!? お、おおいチビ審判!? いくらなんでも反則だ! あんなのありかよ!!?」
映姫「……(ツーン)」
慧音「(トラウム・アドラーズ……攻撃はそれなりでも。
    中盤の実力はもしかしたらミラクルカップ随一じゃないのか? いや急造のチームなら弱点がある筈だ!)
    井沢! 攻め込まれてる時に審判に抗議の暇あったら戻ってくれ!」
井沢「……くそっ!」

慧音の声に歯を鳴らし従い、井沢はこいしを追いかける。 が、パス出し前に追いつける見込みはなかった。

井沢「中盤薄いから前を塞がせてパスコース限定も、ドリブルを遅らすことも……!」
こいし「誰にパスしよっかな? 攻撃したいて気分じゃないし〜」



0ch BBS 2007-01-24