【厄は憑いても】キャプテン松山29【嘘つくな】

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[491]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2012/04/10(火) 23:18:32 ID:???

霊夢「(完全に閉じこもってるのをこじ開けるのも疲れるし、ま、このまま終了でいいか……しっかし)」

追うのを諦めた霊夢は、サイドの攻防で不覚を取り続けてラストアタックもふいにして俯く虎子を見る。

霊夢「(自信も覇気もすっかり萎んだみたいね……。
　　　冴えも見られないし、あいつにパスすんのは敵にボールをプレゼントするだけね)」

司令塔として合理的な判断で虎子に赤点をつけた霊夢が、映姫を見ると同時に長い笛が鳴った。
前半が終了し、トラウムの一点リード。両チームとも動きを止めてベンチに引き上げようとする。
虎子のほうに、ちょこちょこと前半出場していた宵闇メンバーが集まってきていた。

ルーミア「虎子、虎子、戻って休まないと後半に響くよ」
虎子「……うん……」
松山「(……まいったな。自信つけさせようとして裏目に出ちゃったか……)」

しょぼくれて、表情も見せない虎子にどう声をかけていいか迷ってると、もう一人別方向に機嫌を損ねた鬼がいた。

萃香「もー、勝負の熱に酔うどころか体冷え切っちゃったよ！後半はボールに触りたいなぁ」
松山「(こっちもこっちで問題か？あれ妙だな……幾つか視線が刺さるのを感じる？
　　　すぐ後ろから一つ、人里のベンチから二つ……？あとどっからかわからないけど見られてる気がするぞ)」

不審に思いながらも、自己チェックをするとワイルドイーグルの性質上、松山もかなりの消耗を意識した。

松山「(結構抑えたんだがなぁ……後半、妹紅さんと勝負にきっちり勝つのに休むのもアリだが、どうしようか)」

前次写

0ch BBS 2007-01-24