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【厄は憑いても】キャプテン松山29【嘘つくな】
[505]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2012/04/11(水) 22:29:49 ID:???
B 前半だけで落ち込むには早いと慰める
松山は、とりあえず互いの声がしっかり聴こえるよう移動し、ドリンクの入った箱をどけてお虎の隣に座った。
ルーミアに手振りして、会話の邪魔が入らないよう頼んでから、松山は虎子に話を切り出した。
松山「前半は、正直よくなかったな。 一番得意なドリブルも止められて、人里にいいようにされちまった」
虎子「……そうだね」
声が一層暗くなったが、返答したことに松山は安心して、続ける。
松山「だけどどうして落ち込んでるんだ?」
虎子「ど、どうしてって」
松山「こっちが負けて試合が終わったわけでもない。 前半が終わっただけだ。
しかも点差はリードしている。 なのにお虎は一人で負けたって考えて落ち込んでるのか?」
考えもしなかった風に虎子が顔を上げて、瞳に戦意が戻ってきていた。
松山「サッカー選手ってのは、前半後半ひっくるめて評価を貰うもんだろ?
ストライカーなら、試合中ずっと消えてたって一点取ってそれが決勝点ならヒーローだ。
後半、まだまだお虎にはボールを集める。 今度こそあっちのMFの度肝を抜いてやりゃあいい!」
虎子「あ……う、うんっ!」
起伏が激しく、根が素直な妖精だけに、励ましは効果覿面だったようで。
お虎がすっかり強気な面に戻って立ち上がり、人里が使ってるベンチを睨みつけた。
虎子「そーだよね! 絶対やられたまんまで終わらないから! ボール貰ったら今度こそ抜いてやる!」
元通りの調子に戻って吠えるお虎に、一応キャプテンの仕事はできたようだと松山も微笑んでから、また移動した。
すると一切他に関心なさげにお茶を啜ってたとばかり思ってた霊夢が、意外にもこの件で話しかけてきた。
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0ch BBS 2007-01-24