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【厄は憑いても】キャプテン松山29【嘘つくな】
[688]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2012/05/02(水) 23:55:53 ID:???
挑まれたせりあい勝負の初戦、妹紅は松山の飛翔に度肝を抜かれはしたが、勝てない相手と思わなかった。
一点返すための貴重なチャンスに全力を尽くし、飛べば、競り勝つのは自分の方だとまだ自信を持てていた。
しかし混戦の中、誰よりも速く、高く、ゴール前空中戦を制覇したのは、またしても荒鷲――松山光だった。
松山「よぉっし!」
慧音「な、そんなバカな……妹紅っ!?」
妹紅「……はぁ、……こりゃ……まいった」
他人事のような物言いだが、妹紅にしても二度まで得意の勝負で叩き伏せられたことで動揺し、持て余していた。
丸っきりついてけなかった辰子とミスティアが顔を見合わせ、しまらない笑いを交し合う中で萃香が快哉を叫ぶ。
萃香「見事だ! それでこそ私が見込んだ男だよ! ああ酒が美味い……!」
ゴールを守る頼もしくも小さな鬼が笑い、そして人里ベンチにもまた、口端をニヤリと歪める巨人がいた。
三浦「(あいつらの今回の判断はよかったが……奴一人にやられた形だな。
ズバ抜けたボール奪取力……豊富な運動量。 センターバックもこなせる空中戦の強さ。
プロ選手で似たスタイルといえるのは、ミランのフーリアか……)」
最早試合というよりは、松山光一人に関心が固まりつつある三浦は獰猛な笑みを浮かべた。
機嫌が良いと察しがついても、野生の獣が獲物の首根っこを抉り取るような凄みを感じて人里の控えが距離をとる。
三浦「(だが真のユーティリティプレイヤーには得点力も不可欠だ……奴に、それすら備わってるなら……)」
松山「(なんだろうな……試合の中で活躍するたびに、重苦しい壁が圧し掛かってくるみたいな……)」
ワイルドイーグルモードの疲労と別の奇妙な圧迫感に首をかしげながら、松山は慧音の接近を感知した。
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0ch BBS 2007-01-24