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【厄は憑いても】キャプテン松山29【嘘つくな】


[697]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2012/05/04(金) 21:36:07 ID:???

B ギードを中継して中盤に戻す



ディフェンスの要を努めてた時と打って変わって、慧音ががむしゃらに松山の足元からボールを奪おうとしてくる。
さもありなん。 後半を10分過ぎる今になってやっとトラウムの中盤を突破してのチャンスらしいチャンスだ。
攻略したとは程遠くても、ゴールに結びつく可能性が垣間見えた以上、慧音が必死になるのも無理はなかった。
そしてその頑張りが、松山の心にも躊躇を起こさせる。

松山「(……! 迂闊に前に出せない! ゴール近くでは自殺点にならないとも……!)」

それでも行動はしないとならず、直後に松山に向かって、ギードからボールを要求する声が飛んだ。

ギード「こっちじゃ!」
松山「ギード!?」

守備に参加してなかったギードが、PAの右斜めライン上の絶好の位置にいた。
慧音がカットに動こうとしても、倒れてるミスティアの体が邪魔でパスコースに割り込めない空間にギードはいた。

慧音「くっ!」
松山「ナイスだギード! 頼むぞ中盤に戻してくれ!」

落ち着き払ってギードから雛につながると、慧音と妹紅も戻らざるをえなくなる。
無言の慧音の無念を感じ取ってか、妹紅は誰にも聴こえぬ小声で静かに呟いた。 そしてもう一人も。

妹紅「(このままじゃ……今のままじゃ駄目だね。
    少ない攻撃チャンスを実らせるために、私もポストプレイの一つもまともに使えるようならないと)」
映姫「(中盤攻略できず、ロングパスでこじ開ける事しかできないようでは、人里の攻撃は警戒に値しませんね)」



0ch BBS 2007-01-24