【厄は憑いても】キャプテン松山29【嘘つくな】

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第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票

[721]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2012/05/05(土) 23:35:19 ID:???

雛の判断　→　 JOKER
JOKER→ 雛から迸った厄オーラがフェニックスの形に……！？

再攻撃のファーストタッチを任された厄神こと鍵山雛は、その直前から奇妙な感慨にふけっていた。
サッカーが流行しても、宿業から、ろくすっぽ誰かと組むこともままならない毎日。
妖怪の山でサッカーをする誰かを見つけても林の陰でこっそり見つめるだけの毎日。

雛「(ずっとそうかと諦観しかけてたのが……随分変わりました。何を切欠としたかは……そう、あの時)」

あんまりにも厄を抱えた人間を見かけて、ついつい声をかけずにおられず人里に降りてしまった時のこと。
それからは守矢の二柱の籠で人間と共同生活が過ごせるようになり……誰かと一緒の時間が増えた。
切欠となった松山光が守矢を去る事になっておしまいと思ったが、形を変えて今もチームの一員としてここにいる。

雛「(本当に変わった人です。あれだけ厄事に見舞われながら、どうして私をチームに加えようと考えられるのか)」

不思議に思いながら松山といた時の事を考えてると、時折とても強大な存在を夢に見ることがある事を思い出した。
経験した覚えもないのに、ひどい悪夢のようで、その存在が繰り出した巨大な火の鳥は心に焼き痕を残していた。
尤もこの試合でヒーバードや藤原妹紅のプレーを直に見なければ、はっきりと思い出さなかったかもしれない。

雛「(火は嫌い。ですが、サッカーを続ける限り私が目指したいのは……！)」

サッカーで自分が表現したいプレーを理解、意識した雛は、足元に収まったボールを強い瞳で見つめ、そして。

前次写

0ch BBS 2007-01-24