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【厄は憑いても】キャプテン松山29【嘘つくな】
[926]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw
:2012/06/02(土) 00:16:13 ID:???
C 妹紅
松山が、SSPを目指す戦いで、最初の相手とした藤原妹紅……。
彼女の姿を探すと、向こうも同じだったようで松山の方へ歩いてきた。
松山「(ふぅ……)」
緊張と、ワイルドイーグルモードから開放された松山に、気さくな挨拶をして、スパっと本題に切り込んでくる。
妹紅「話は解ってるさ。 こいつのことだろ?」
惜しげもなく、むしろ松山が戸惑う位に潔く、妹紅はカードを差し出した。
カードの絵は、夜の竹林の中で月を見上げる少女という――なんとも幻想的で、見る者に寂しさも感じさせる。
松山が見入るのを、妹紅はなんとなく居心地悪く感じたのか、注意を戻そうと更に話しかけてくる。
妹紅「いやはや見事だったよ。
悔しく思わないでもないが、あんたの跳躍には、全てのプレーには気迫と確かな芯を感じた。
私のカードを持ってくからには、これから先も負けないでよ?」
松山「……ああ! 言われずとも!」
言われるまでもないと頷いた松山。 だが妹紅は満足は半分ほどに、松山に一つ残る自分の未練を明かした。
妹紅「(あの、ん〜とさ? 受けるかはあんたの心一つなんだが……ひとつ願い事聞いてもらえないか?)」
松山「へっ?(ひそひそ……願い事?)」
妹紅「(うん。 私はこれでスーパーなんちゃらを目指す資格を失ってしまった。
だから私の代わりに蓬莱山輝夜――アイツを。
アイツをこてんぱんにして、アイツの守るゴールを炎上させて、アイツのカードも分捕ってほしいんだ)」
淡々とした口調だからこそ、滲み伝わってくる本気。
憎いあんちくしょう……と直接的表現はせずとも、妹紅の目の真剣さに容易に察しが及んだ。
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0ch BBS 2007-01-24