【厄は憑いても】キャプテン松山29【嘘つくな】

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[995]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw ：2012/06/09(土) 23:43:15 ID:???

ご主人とキャプテンの了承を見て取って、ギードが口にした内容はこうだった。

ギード「今日の試合を見て……。
　　　　トラウム・アドラーズがミラクルカップで安定した戦いと試合運びをするには、中盤に修正が必要じゃ」
松山「修正？守備じゃなくて中盤にか？」
ギード「うむ……最終的に決めるのはキャプテンじゃが……。
　　　　はっきり言おう。ミラクルカップで、SMFもウイングもスタメンから除外すべきと進言する」
松山「何ィ！？」

松山がギョッとなり、さとりも想定外だったように表情を驚きに染める。
同じさとりのペットで、ギードと友好もあるヒーバードまで含めるSMFを外す旨の発言に、二人揃って驚き面食らう

ギード「わしとしても、苦渋の選択じゃがの……。
　　　　強豪と戦う試合において、サイドのMFといえど攻守両面備えてなければつけいる隙になる。
　　　　トラウム・アドラーズにはいかな状況でも柔軟に対応できるMFが多くいる。
　　　　サイドのアタックもケアも、今のSMFではなく、キャプテンをはじめとしたMF達にやらせるべきじゃ」

見切りをつける発言のようで、松山は同じ思いを抱いてたからか、ギードの言葉の裏に隠れた真意を読み取った。
今日の試合の虎子のように、守備に問題を抱えるSMFを投入すれば自信を砕かれるだけの結果になるかもしれない。

松山「……。(それも含めて、理屈は、解る。
　　　ミラクルカップで安定して戦うためには、俺や……霊夢さん、鍵山さんやこいしちゃんを活かすべきだ。
　　　負担は増えるけど、いいようにやられたりはしないだろう。
　　　ヒーバードや、仮に回復してもお虎達ドリブラーは、試合に臨む全選手の足が止まってから投入しろと)」

筋は通っているが、ギードの提案を呑めば、このすぐ後にきっぱりと松山の口から通告をする必要があった。

松山「(キャプテンの責務を果たすのに異存はないが……どうする……？)」

前次写

0ch BBS 2007-01-24