【カノーバ】黄金のジノ9【華麗なる逆転?】

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[296]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI ：2012/02/14(火) 15:53:25 ID:???
外で風に当たる早田。
魔王カノーバ「………風邪を引くぞ。」
………そっと中西の浴衣をかけるカノーバ。………変質者丸出しの格好である。
カノーバ「………過去を悔やむな。所詮、愛情などというものは、ナルシシズムに満ちた感傷に過ぎん。
敢えて言おう。所詮人間は自分が一番可愛く、自己の要求とエゴを他者に投影したものを愛情と呼ぶ。」
早田「……………………………………」
カノーバ「所詮は性欲になる。性欲すら着飾るのが愛情だ。………俺は、本能のままに生きる。」
早田「……打算的やな。お前、友達おらんやろ。」
カノーバ「友達……？俺にとっての価値基準は、ナニがエレクトするかしないかだ。お前はエレクトしない。それだけだ。」
…………早田は、冷や汗を流した。仮にエレクトしていたら……………
カノーバ「貴様は好みではない。」
早田「(ﾎｯ)」
カノーバ「………いずれにせよ、女は自分の要求を満たせるならば、相手は誰でもいいものだ。
男と女は、根本的に違う生き物だ。………女の酷薄さを知れば知るだけ、そう思うぞ。」
……だから、自分は女を信じない。カノーバは、早田にそう語りかけていた。
カノーバが、ロリコンに走った理由。
………それは、カノーバこそが性的虐待の被害者だったからに他ならない。
カノーバは、魔王となった後、復讐を果たそうとしたが………
あまりにみっともなく命乞いをされ、興醒めしたカノーバは、永久に消えないトラウマを植え付けるに留めた。
……性欲の権化、魔王カノーバ。その実は、傷を負った小さな子供のような存在である。

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0ch BBS 2007-01-24