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【闇のオーブ勢】ファイアーモリブレム36【分裂?】


[169]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/01/18(水) 22:43:18 ID:???
ロディ「も、森崎殿……大丈夫ですか?」

井沢との衝突で派手に吹き飛ばされたのはカウンターパンチを仕掛けに行った森崎だけである。
ロディは心配そうに森崎の方に駆け寄ると、肩で息をし始めた森崎を引き起こす。

森崎「(そんな馬鹿な……まさか大技の選択がここまで裏目に出てしまうとは……!!)」

ほんの僅かなタイミングのズレが、圧倒的優勢の立場から大ピンチへと追い込まれてしまった。
もう今のような大技を使えるような余裕はない。普通のセービングすらも何らかの悪影響が出てしまうだろう。

森崎「(時間は……28分。ロスタイムも考えればまだ20分近くも残っているのか……)」

チームの勝利だけを考えるのならば、キーパーのポジションを誰かに譲るという選択肢もある。
だが、この大会はブレーメンのチームメイトや交渉人の片桐も見ているのだ。
あくまでもキーパーとしてスカウトを希望しているフロントの立場からしてみれば、
最後までキーパーとして戦い続けなければ正GKの座を用意してもらうことは難しい。

森崎「(……ちっくしょう。情けねぇ。情けねぇにもほどがある。
   昔の俺ならこんなミス、口八丁でごまかしてすぐに対抗策を考えることができたはずなのに……)」

落ちた体力が精神状態すらも引っ張るように落ち込ませているのだろう。
こんな所で失点しているようではとてもじゃないが世界一のキーパーなんてなれっこない。
夢のプロサッカー生活を前にした輝かしい希望に、暗雲が立ち込め始めたのを森崎は感じていた。

森崎「(落ち着け。今の俺がしなくちゃいけないこと。アリティア選抜のキャプテンとしてしなくてはいけないこと。それは――)」


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