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【闇のオーブ勢】ファイアーモリブレム36【分裂?】
[431]モリブレム ◆RK7RVcZMX2
:2012/01/30(月) 21:31:57 ID:???
得点を知らせる笛が鳴る。石崎が転んだ際の爆笑の渦が、一瞬の内に歓喜の渦へと変貌した。
未だ地面に倒れ込んでいる石崎を、仲間たちが驚愕と喜びに包まれながら取り囲む。
新田「す…すげぇ!すげぇや石崎さん!俺だってあの距離で決めるのは難しいってのに!」
栗栖「とんでもねぇっす!守備だけじゃなくあんなスゴイシュートも隠し持ってたんですか!」
早田「お前いつの間にあんなシュート技術身に付けてたんだよ!俺のお株を奪う気か!こら!」
小豆沢「まだ1点リードされてる以上、気は抜くなよ。だが……いいシュートだったぞ、石崎!」
石崎「(う、嘘ォ!?俺…ほ、本当にゴールを決めちまったのか?翼みたいに…こんな遠くからのシュートで!?)」
そして、フースバルのベンチでこの顛末を眺めていた陽子はこれまで石崎に抱いていた感情が
グラグラと大きく揺らぎ始めていることに困惑していた。
陽子「(う…そ、じゃない。夢…でもない。い、石崎…くん、が……)」
自称面食いのはずの陽子の胸が、締め付けられるように痛み出す。
今のシュートに心を打たれたとでも言うのか。あんな不恰好なシュートフォームにもかかわらず
ゴールネットを突き破るほどの威力を生み出したあの石崎了という男に。
顔面を地面に強打した彼の顔は真っ赤に腫れ上がっており、その姿はサルそのものだ。
だがそのサルはただのサルではない。劣勢に追い込まれたフースバルの危機を救うヒーロー。
陽子が小さい頃から大好きだった絵本『さいゆうき』に出てくる『孫悟空』のようであった。
陽子「(石崎くんにあんなシュートセンスがあっただなんて。
もしも、もしもの話だけどちゃんとフォームを矯正して、
しっかりとしたドリブル技術を身に付けさせることが出来るのなら……
むふ、むふふ、むふふふふふ……)」
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0ch BBS 2007-01-24