【祐一の】もうひとつの物語２【憂鬱】

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【祐一の】もうひとつの物語２【憂鬱】

[635]もうひとつの物語　 ◆Etq65eJh4c ：2012/04/01(日) 21:57:55 ID:wbzDM00w
岩見や石崎がぎょっとしたのも無理は無い。

翼は今、彼らが今まで見たことのないような形相をしていたからだ。

翼「結果だけ見れば、いい試合だった…得るものがたくさんあった…
　　確かにそうかもしれない。
　　最後のあのシュート…俺では真似のできない、素晴らしいシュートだったよ…」

そして、一呼吸置いて続けて翼が言う。

翼「君たちの実力は確かなものだ…正直、俺自身…
　　今まで自分の才能に自惚れていたところがあったかも知れない。
　　目を覚まさせてくれた事には礼を言うよ。
　　ただ…」

翼は近くにあったボールを、全力を込めてゴールに向かって放つ。

翼の放ったシュートはゴールネットに刺さってなおも勢いそのままに、ネットを突き破っていった。

円堂「翼！？」

翼「手加減していたのかい？円堂…
　　君はまだ、あの小さなゴールキーパーが見せたあの技を見せていない。
　　さっきのシュートといい…どこまで実力を隠し通すつもりだ！！」

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0ch BBS 2007-01-24