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【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】
[543]アナカン ◆lphnIgLpHU
:2012/02/25(土) 13:35:10 ID:???
> A それでも聞いておく。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
しかし三杉は踏み止まった。
全て知っておくべき情報…それを受け容れなければ、次を正しく考える事すら出来ないと思ったからだ。
三杉(そう、それにそもそも僕個人がアルシオンに勝てないからと言って、チームの優劣とは別問題だ…
『サッカーは一人の力で闘うものじゃない』という考えの根本を今更揺るがせはしない。)
俯きかけていた顔を上げ、三杉はシーザーの言葉を正面から受け止める覚悟を決めたのだ。
シーザー「第二にアクセル筋を使いこなすのは完成じゃない、過程の一つだって事だ。
他にもお前達には身につけなけりゃならない事があるし、時間を必要する事もある…
まっ、とにかくアクセル筋が全てを決めるんじゃないって事だぜ。
第三にお前達には既に無駄な筋肉がつき過ぎている。
関節の稼動域は狭まり、硬くなった筋肉は自然な姿勢を妨げている。
こいつも時間をかけなければ解決できない問題だ。
第四だが…まあ…アルシオンってのはお前にそんな顔をさせるヤツなんだろ?
半端無い努力家っつーか、カルチョが好きで好きで堪らない様なヤツの筈だぜ。
残念だが、少なくともそいつが亀にでもなってくれない限り、そうそう差は埋まらん…」
三杉「後は…」
シーザー「今ので終わりだ。」
以上の四点…三杉がアルシオンの実力に追いつけないと、シーザーが断言した理由であった。
なかなかに絶望的と思わせる物がその言葉にはあったが…
揺るがないと決めている三杉にそれ以上のショックはなかった。
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0ch BBS 2007-01-24