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【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】


[637]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/01(木) 14:26:17 ID:???

他愛のない受け答えにそう感想を漏らす三杉。
オジオも恋人と2年間以上離れていて、どうにかこうにか上手く良好な関係を保っている…
似たような境遇ゆえか、それ自体が三杉にとっても嬉しい気分にさせる答えであった。

ここでオジオは思い出したように付け加えた。

オジオ「あー…そう言えばバンビーノがミランのプリマヴェーラに復帰したみたいだよ。」

三杉「えっ、本当かい!?」

オジオ「うん、ナディアからの情報。 トライアルを受けて合格したんだって。
     流石にトップは無理だったようだけれど、ミランはプリマが戦力不足だから歓待されたみたいだ。」

三杉「そうか…まあバンビーノの実力なら当然か。」

オジオ「まあそうだよね。 来月後半のリーグ戦にはきっとレギュラーで出てくるんじゃない?」

三杉「先月の大会ではパッとしなかったミランのプリマヴェーラも、ここから本領発揮と言う事かな…」

オジオ「そうかも知れないね。 なんだかバンビーノ以外にも良い選手が新しく入ったって言ってたし。
     確かハードワーカー・ボランチだったかな? 中盤は凄く強力になりそうだね。」

三杉「そのようだ。(ミランか…バンビーノは順調に前へ進んでいるんだな。 僕達は置いて行かれやしないか…)」

予想外にも話題がバンビーノ、そしてミランの話へと発展し、三杉は少々複雑な気分を覚える。
嫉妬とまではいかないが、焦りに近い物が滲み出るのを三杉は自覚していた。

そうこうする内に二人はクラブハウスへと到着するのだった。


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