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1- レス

【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】


[671]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 00:05:31 ID:???

時間が過ぎるの早すぎ…結局更新も遅れに遅れてこんな感じです。
サッサと進めて行きましょう。
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現在…
カンピオーネというチームのオーナーはナムリス・ユブンタイが担っていた。
彼が選手兼オーナーとなった…それ以外にカンピオーネの内部に変化は何もない。
いや、トーマス・ヘルマーが新メンバーとして紹介がされたのは変化と言って良いか。
省39

[672]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 00:06:34 ID:???

カンピオーネのメンバーの半分程は、まだ欧州諸国のクラブに籍を置いている。
9月半ばからはトップ、2軍問わずリーグ戦が開戦となるため、
該当する選手はこの遠征が終われば帰国しなければならない。
そして丁度、この日のUAE選抜チームとのテストマッチが遠征の最終戦であった。

選手達は試合後にスタッフから労われつつ豪勢な寄宿ホテルへと戻って来た。
このホテルはユブンタイの関連施設との事で、遠征が今日で終わりと言っても所属クラブチームの休暇が終わる 省24

[673]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 00:07:36 ID:???

当然ながらタブリス・フィッツウォルタもそう考える選手の一人だった。
彼は早々と荷物の整理を終えており、夜にでもイタリアへ帰国する気でいた。
チームメイトであるレビタンも彼に付き合うと約束しており、二人分の航空券も既に予約済みだ。

今は試合の汗と付着した砂を落とす為に浴びていたシャワーから出たところ。
既にこの地でやる事など何もなく、待ち合わせの時間を待つだけであった…

コンコン

フィッツウォルタ「はい、鍵は開いているよ。」
省21

[674]森崎名無しさん:2012/03/07(水) 00:08:07 ID:???
★誰ですか、名を名乗れー→ ハート4

[675]森崎名無しさん:2012/03/07(水) 00:10:57 ID:???
>イスラス、ディッテンベルガ、ついでにヤベッチュなどのメンバー離脱があり…

矢部ッチュはついで扱いですかーw

[676]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:15:45 ID:???

>>675 いいんです、彼には特別な出番があるはずなんですからw
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> 誰ですか、名を名乗れー→ ハート4
> 《ハート》 ヘルマー
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ガチャリ

ヘルマー「ぃようっ」

開いたドアからズケズケと侵入してきたのはレビタンではなかった。 省21

[677]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:16:50 ID:???

存外に扱われた事に、ヘルマーはまたもわざとらしく肩をすくめる。
内心では全く違う事を考えていたが、フィッツウォルタがそれを知る筈もなく…
自ら彼に多くを明かす事も不可能な現状、味方を作りたいと近付いても取り付く島がないと言ったところだ。

ヘルマー(やれやれ、最初から奥の手を出すしかないってのもねぇ…)

苦笑しつつも他に手は無い故に仕方がない。
ヘルマーは懐から二枚の封筒と紙きれをそれぞれ取り出し、フィッツウォルタの方へと差し出した。
省18

[678]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:17:53 ID:???

フィッツウォルタ「何だこれは…」

ヘルマー「残念ながら詳しい事は言えない…オレにも事情があるんでね。 
      けど、このメモと手紙は確かにオレが託された物。
      そしてオレはこれをお前さんに託したいと思ってるんだな…もう一つ、これと一緒に。」

そう言ってヘルマーはもう一通だけ封筒を取り出し、そしてフィッツウォルタの目の前に差し出した。
エア・メールの宛先はフライハイトと成っているが…フィッツウォルタにとっては知らない名であった。
省30

[679]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:19:11 ID:???

フィッツウォルタ「…………」

フィッツウォルタはヘルマーを睨みつつ、暫しの時間それを受け取るか躊躇していたが…
やがて観念したのか、それとも好奇心がまさったのか、封筒を受け取った。
そして託された者に宛てられた手紙を読み…落胆した顔を浮かべた。
フィッツウォルタが望んでいたような内容が何も書かれていなかったからである。

ヘルマー「その顔を見た感じじゃ厄を拾わせちまったか?」

フィッツウォルタ「いや…ボクにとっては毒にも薬にもならなかっただけさ。 省18

[680]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:20:54 ID:???

結局ヘルマーの意図は何も知れなかった…いや、フィッツウォルタにも知るつもりがあった訳ではないが。
ただ、今となっては気にしない訳にはいかなくなってしまっていた。
そして何より、彼が何故ジョアン監督の手紙を持っていたのかという事が大きな疑問だった。

フィッツウォルタ(だが、それ以上にこの手紙だ…)

フィッツウォルタはまじまじと破ってしまった方の封筒に目をやる。
暫しそうしていたが、やがて思い切って呟いた。
省7

[681]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 01:22:16 ID:???

[ リターン To ―ヴィオラ・サイド― ]

練習の日々の中…しかし三杉は以前よりもハードでなくなったと感じていた。
ウォーキングが練習の中心となった故…それは当然であったと言える。
しかし三杉にとっては不思議と実力が上がっている感覚だった。
ボールを扱う時間が激減しているにも関わらず、強くなっているように思えるのである。

そんな筈は…と疑いつつも、自らの動作のキレに留まらず
ボールタッチの技術もが良くなっていると考えない訳にはいかなかった。
省29


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