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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】


[299]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/12(月) 01:58:13 ID:???
慧音に発見された来生は、まずこの幻想郷と呼ばれる場所の説明を慧音に受けた。
その説明は来生が理解するにはかなり難解なものであったが、大まかには把握できた。
そして、幻想入りをして住む場所も着るものも食う飯も無い来生を不憫に思った慧音は、
せめて一晩自宅に彼を泊まらせ、次の日に博麗神社へと送り元の世界に返してあげようと考えた。ここまではよかった。問題は翌日である。

翌朝、いつも通り早朝に起きた慧音は、隣の部屋で寝ていた来生がいつの間にかいなくなっている事に気づいた。
一体何があったのかと慌てて慧音が外に跳ね出て探し回ってみれば、なんと来生は霧の湖でチルノ達と遊んでいるではないか。
精神年齢が同じなのかどうなのか、来生とチルノはどうやら意気投合をしていたようだがそのような事は関係ない。
問題なのは来生が人里の外――霧の湖という場所にいた事である。

来生達を発見した慧音が何か深い事情でもあったのかと聞いてみれば、
来生はあっけらかんとただ散歩に出かけていただけだと答えてみせる。
これには慧音も怒りを通り越し、ただただ呆れる事しか出来なかった。
慧音は昨日の内に散々幻想郷の危険度――人里の外には妖怪がおり、外に1人で出ては命を失う可能性があると説いていたのである。
それだというのに来生はただ散歩の為に外に出た、というのだ。
慧音はこの時思った。

慧音『(この少年はこのまま帰してはいけない、幻想郷は確かに危険だがこのままこの少年を帰してはこの少年の未来が危険だ)』

この少年――来生哲兵を、ちゃんと人並みの判断が出来るように、常識を持てるように育て上げよう、と。

要するに慧音の教師魂に火が点いたのである。
長年教鞭を取り幾多の生徒たちに己の知識を教えてきた慧音の情熱が燃え上がったのである。
それから慧音は即座に行動を移した。


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0ch BBS 2007-01-24