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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】
[303]佐野の人 ◆0RbUzIT0To
:2012/03/12(月) 02:03:23 ID:???
万策尽くしても何も変わらない男、来生。
ある意味では凄く、ある意味では情けない男。
そんな男が今日もまた自身の言う事を聞かず勝手に外をほっつき歩いたとあっては、当然ながら慧音の怒りは収まらない。
慧音「お前という奴は本当に……! 一体どうすればまっとうな人間になってくれるんだ!」
来生「ぐぺぺぺぺー……」
アリス「慧音、落ち着いて……。 そろそろ来生の顔色が人間としてありえないくらい真っ青になってきてるわ」
頭突きを食らわした上に首を絞めんかの勢いで掴みかかっていた慧音は、
もはや半分以上泣きそうになりながら来生に向けて言葉を吐いていた。
それをアリスや周囲の観客たちはしばらく傍観していたのだが、流石に来生の顔色がドス黒いナス色になってきた辺りで止めに入る。
慧音「はぁ、はぁ……」
来生「あぁ、刻(とき)が見える……」
アリス「……やっぱり1ボスチームやHズにいる来生の知り合いの言う通り、この性格って治らないんじゃないの? 諦めたら?」
慧音「いや……私の教師としての意地だ。 何より全てはこいつの為だ。 投げ出せはせんよ」
アリス「でも正直な所?」
慧音「辛い……」
慧音の目的を聞いた1ボスチームの滝、そしてHズにもいるという知り合いは、慧音にそれは無駄な努力だと言った。
それでも慧音は己の信念を信じ来生の為にと、指導を買って出た。
それがこの結果である。泣きたくもなる。でも今更投げ出せない。大人って難しいんだ。
アリス「……とにかくお説教は家に帰ってからじっくりしなさいよ。 今は試合の観戦でしょう」
慧音「う、うむ、そうだったな。 おっ、そういえばそろそろハーフタイムも終わるか……」
来生「げげっ、滝のチーム2点差で負けてんじゃん!? 相手のチームって新しく作られたってチームだろ? そんなに強いのかよ」
アリス「(もう復活してる……)」
その後、アリスの言葉により、ひとまずお説教は置いておき、試合の観戦に意識を集中する。
前半を見ていなかった来生とアリスの2人はスコアボードに刻まれた2−0の表示を見て軽く驚き、
よくも新設チームがレティのいる1ボスチームから2点も取れたものだと感嘆する。
そして、そうしている間に両チームのメンバーがそれぞれハーフタイムを終えて再びピッチへと戻ってきた。
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0ch BBS 2007-01-24