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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】


[339]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/15(木) 01:07:00 ID:???
滝「(そうか、こいつ、俺よりもっと小柄なんだ。 なら俺のパワーでも吹き飛ばせば……)」
水銀燈「(誇り高きローゼンメイデンの第1ドールが、無様に吹き飛ばされる訳には……!!)このォっ……!!」
滝「っ、しまった!」

バチィッ!

確かに滝の読み通り、水銀燈はその体格故かどうなのか、パワー勝負は兎角苦手としていた。
先ほどリグルを抜いた時に見せた強引なドリブルもあくまで相手の不意を突く形で成功したまでで、
真正面からぶつかりあえば水銀燈は脆く弱いのである。
だが滝もまたそこまでパワーに自身のあるタイプという訳でもなかった。
故に水銀燈を吹き飛ばすタイミングを誤り、結果、水銀燈のプライドが勝りボールを零れ球にする事に成功する。

霖之助「あーっとぉ、駄目だ滝選手! またも突破出来ません!
    惜しくも水銀燈選手にボールを零される形となってしまったァ!」

来生「んがーっ、何やってんだよ滝ー!! サイドアタックはお前のお家芸だろ!」
慧音「むぅ……滝君のドリブルは決して悪い訳ではない、実際滝君のサイドアタックの技術はうちのチームの切り込み隊長と同格だからな。
   パスの精度も鑑みれば、アシスト特化の選手としては幻想郷でも中堅か上位に入るだろう。
   今のはイレギュラーズの5番(水銀燈)がよく健闘したせいだ」
アリス「あの5番……」
慧音「ん、どうしたアリス?」
アリス「(あの羽を見る限り人間ではない、妖怪か妖精の類でしょうけれど……。
     ……あの小柄さといい、纏う雰囲気といい鈴蘭畑の彼女に似てるわね。 もしかしたら……?)」

この滝の突破失敗に来生は大きく落胆し、一方で慧音は感心した様子で水銀燈を褒める。
そんな中、アリスだけは小難しい顔をしながら水銀燈をただ見つめ、
脳裏に顔見知りである"妖怪人形"の姿を思い浮かべるのだった。


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0ch BBS 2007-01-24