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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】


[375]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/17(土) 02:02:41 ID:???
滝は考えうる限りの必殺シュートを試し、練習をした。
だがそのいずれもが、彼には会得出来なかった。
翼のドライブシュートのようなものでは一朝一夕で出来ようはずも無かったし、
日向のタイガーショットのようなパワーシュートは問題外であった。

ならばと試した井沢のバナナシュート・早田のカミソリシュート・岬のブーメランシュートのようなカーブシュートはどうだったかといえば、
こちらも上手くいかない。曲がる事は曲がるものの、コントロールが難しくカーブのかかり方も井沢のバナナシュートに比べ劣る有様だった。

全日本には多くの使い手がいるオーバーヘッドキック、岬や葵、来生が使うダイビングボレーやジャンピングボレーもタイミングが難しく。
そもそもジャンプ力もキック力もお世辞にも高いとは言えない滝には到底使いこなせなかった。

では一対一の時に使えるシュートはどうかと言えば、こちらもまた不可能だった。
GKとの勝負のせめぎ合いの中で咄嗟に股を抜くシュートを放つ、或いは大きなループシュートを放つというのは予想以上に難しかった。

やはり自分にはシュートを撃つ事は不可能なのか。
思わず弱音を吐きそうになった時、彼の前に1人の少女が姿を現した。

ナズーリン「悩んでいるようだな、同士タキーリンよ」
滝「げぇっ、ナ、ナズーリン!」

当然のように現れたのは、滝を拾い、滝を自らが住まう命蓮寺で保護した1ボスチームの攻撃の要、ナズーリンである。

ナズーリン「どうしたタキーリンよ、やはりシュートが撃てぬ事を悩んでいるのか」
滝「ああ……色々試してみたが、どうにも俺は必殺シュートが撃てそうにない……」

このナズーリンに、滝はあっさりと己の悩みを吐露した。
自身が迷い込むと同時、衣食住の世話だけでなく日ごろからなにからなにまで面倒を見てくれるナズーリンに対し、
滝はかなりの信頼を寄せており、言動が時折気になるものの頼りとしていたのである。


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