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1- レス

【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】


[766]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/02(月) 00:45:42 ID:???
その後、美鈴は改めて佐野とユーノに館の中に入るよう促し、佐野とユーノは素直に館内に足を踏み入れる。
レイはといえば何やら美鈴に用があるらしく、どこか真剣な表情で佐野達にここに残ると宣言。
そして、佐野達が館の中に消えた瞬間……。

             フォンッ             ヒュッ!!

美鈴「おっと……いきなりですね」
レイ「フン……。 やっぱただもんじゃないね」

佐野達の背中を見送っていたレイは、突如振り向きざまの勢いのままに右の正拳を背後にいた美鈴目掛けて突き出す。
常人では目に追えない……実力者でも、並の者ならば反応出来ないだろう速度で突き出されたそれは、しかし空を切る。
つい先ほどまでそこにいた筈の美鈴はレイが拳を突きだす前か、それとも後かは知らないが、
いずれにせよ素早くそれを体を逸らせる事で回避し、笑みを浮かべたままレイに視線を送る。

レイ「口ぶりは木端染みたもんだが……身のこなしといい、気配の消し方といい、相当の実力者と見た。
   組手の相手になっちゃくれないかね?」
美鈴「随分と買いかぶられちゃいましたね……。 私なんてお嬢様達に比べれば本当に大した事ない妖怪なんですけど……」

幻想郷に来てからというもの、暇を見つけては体を動かし、修練に励んでいたレイ。
ただ1人での修行には慣れてはいたものの、やはり自分と戦える程度の相手と組手をする事も実力の向上の為には必須である。
門を訪れた際、音も無く現れた美鈴の気配の立ち方と俊敏な動き、そして先ほどから見せる自然ながらも隙の見えない立ち振る舞い。
それを見た瞬間にレイは美鈴の事を相当の実力者であると判断し、己の実力を高める為に組手を申し込んだ。
これには美鈴も苦笑いを浮かべながら自分など大した事ないと卑下をするのだが……。
やがてそれを収めると、レイと同じく真剣な表情となり全身から闘気を少しずつ溢れさせながら……吼えた。

美鈴「私は一向に構わんッッッッッ!!!」
レイ「調子こかせてもらうよッッッッッ!!!」

               ダッ!              ダッ!!


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0ch BBS 2007-01-24