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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】


[772]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/04/02(月) 01:54:00 ID:???
小悪魔「どうですか? 凄い蔵書量でしょう」
ユーノ「うん、凄いよ。 外の世界にだって、これだけの書物がある図書館なんて限られてる……」
小悪魔「そうですとも、この図書館はほぼ無限……って、え? 限られてる? 存在しない、じゃないんですか?」
ユーノ「あ……うん。 ここと似たような場所、知ってるんだ」

小悪魔としても、この図書館の本の数は自慢なのか、鼻高々といった様子で佐野達の反応を確認するも……。
ユーノの発言を聞き、こちらもまた目を見開いて驚く。
少なくとも小悪魔の知る限り、この図書館の本の数――及び広さというのはまだ解明されていない。
正に無限に近いだけの書物がこの図書館には隠されており、
事実上幻想郷、及び外の世界の書物の全てはここにあるものだと思っていたのだが……。
しかし、ユーノはこの図書館とほぼ同じような図書館を知っているという。
まさか外の世界にも、無限に近い書物がある図書館があるとは知らない小悪魔が不意を食らい驚くのも当然であり。
言葉を発したユーノはどこか困ったように頬を掻き……、コホンと咳払いをしてから小悪魔に言う。

ユーノ「ところで小悪魔、この図書館の主……小悪魔の主の人と話が出来ないのかな?
    本を読む前に、挨拶をしておくのが最低限の礼儀だと思うんだけど……」
小悪魔「ハッ! あ、そ、そうですね。 ではこちらへどうぞ……佐野さん、行きますよ?」
佐野「……ォーィェー」

確かにユーノの言う通り、本を読ませてもらう前にまずはこの図書館の主に挨拶をするのが筋というものだろう。
小悪魔は頷くと同時、未だに放心状態だった佐野を現実世界に引き戻すと、
同じような景色ばかりの図書館の中をすいすいと迷いなく歩き、やがて本棚の無い開けたスペースの中心。
山のような本が積み重なった巨大な机の前へとユーノ達を案内し……。
その机に鎮座し、黙々と羽ペンで羊皮紙に何かを記入している、紫の髪をした少女を手で示しながら口を開いた。

小悪魔「こちらがこの図書館の主、そして私の主である、魔法使い……パチュリー=ノーレッジ様です。
    パチュリー様、お客様ですよ」
パチュリー「………………」


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0ch BBS 2007-01-24