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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】
[820]佐野の人 ◆0RbUzIT0To
:2012/04/09(月) 01:27:52 ID:???
すっかり全快をした美鈴に、未だ決めポーズから戻っていないレイ。
両者を見比べながら佐野は一体どうしてこんなにボロボロになっていたのかと問いかけるのだが……。
返ってきた答えは予想通り、2人で"組手"をしていたからだ、というものだった。
佐野「俺の知ってる組手と違う」
美鈴「いやはや……里からも時々武道家の人間が私に挑戦にやってくるのですが、これだけこっぴどくやられたのは初めてですよ」
レイ「っていうかお前さん、あたいを人間だと思って最初舐めてただろ。
あれさえ無けりゃこんだけの差をつけて負けるなんて事も無かったろうにねぇ……」
美鈴「いやぁ……何せ、人間と妖怪ですから……」
佐野の知る限り、組手というものはここまで衣服がボロボロになったり、傷がつくものではない。
思わず呆れたような言葉を呟いてしまうのも致し方ないのだが、
一方でレイや美鈴にとってはこの程度は普通の事なのか……なんともにこやかに笑みを浮かべながら組手をしての感想を互いに述べている。
実力的には、美鈴は決して弱くはない――というより、そんじょそこらの妖怪に比較をすれば強い部類の妖怪である。
門番とは館の顔であり、門番の強さが館の格そのものを象徴していると言っても過言では無いのだから、
少なくともこの紅魔館のレミリアが認めるだけの実力があったという事は明らか。
しかし、そんな美鈴にレイは勝利を収めた。
これはレイの言うように、美鈴が当初レイをただの人間だと見くびっていた事も原因なのかもしれないが、
それでも戦いを進める内に美鈴も当然徐々に本気を出した。
それで負けてしまったのだから、これはもうレイの力と技術が美鈴を上回っているという事に他ならない。
美鈴「(参ったなぁ……人間に……スペルカードならともかく、肉弾戦で負けるなんて本当に久々……。
お嬢様、この事知ったら怒らないかなぁ……)」
レイ「ところで美鈴、幻想郷にゃ他にお前みたいに拳法使う奴なんかはいないのかい?」
美鈴「へ……そ、そうですねぇ……」
内心冷や汗を掻きながらこっそりため息を吐く美鈴に、レイは他に拳法を使うような人物は幻想郷にはいないのか、と問いかける。
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0ch BBS 2007-01-24