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【職人が穿つ】ライ滝第二一話【ファンタジー】


[995]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2012/05/14(月) 22:22:57 ID:???

 しれっとした表情で自分を控えと言い切ったジノにランピオンは複雑な表情を浮かべる。
 そんなランピオンの様子に気付いたのか、ジノは僅かに表情を緩めた。

ジノ「ま、すぐに正GKの座は奪い取るつもりだけどね。さて、ランピオン。挨拶もそこそこだけど邪魔をしちゃ悪いし僕はこの辺で――」

???「おーいジノ! そろそろ時間だぞ!」

???「早く行こうぜ」

ジノ「……」

 言葉短に立ち去ろうとしたジノだったが、そんな彼の元へとジャージを着た集団がぞろぞろと集まって来、ジノは天を仰ぐ。

ランピオン「なんだ……ってバサレロにフレッド!? それにマルコも……イタリアユースの奴らばっかりじゃないか!」

マリーニョ「ら、ランピオン!?」

トリノ「やべ」

 ジノの元にやってきたジャージ集団は全員が昨年のJrユースでイタリア代表に選ばれていた面々であった。
 そして全員が全員ランピオンの姿を見て「アチャー」という表情を浮かべているこの状況。どう考えてもただ事ではない。

ランピオン「ジノ、なんだこれは? 旧Jrユースメンバーが揃いも揃って一体何のイベントだ?」

ジノ「……ふぅ。黙って見過ごしてくれ、ってのは虫が良すぎるか。仕方ない、話すよ」

 問い詰めてくるランピオンに観念したのか。ジノは一度息を吐くと事情の説明を始めた。


0ch BBS 2007-01-24