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【風に成る為】キャプテン霊夢19【ひと時の別れ】


[520]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/03/25(日) 01:16:37 ID:Y4ZCVMRY
だからこそ、メイドDを警戒している選手は一人もいない。
新田へのパスならば、ある程度警戒していたスターとルナがカットに入っただろう。
(最も、天子がこの場面で新田ではなくメイドDに出した理由としては、
 彼にパスを出した場合、こちらにリターンが来る確率が低いと考えているからだが)
それ故、メイドDは誰もいない右サイドを悠々とドリブルで上がっていく。

ワァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

天狗A「天子選手、タックルに向かった4人を嘲笑うかのようにサイドのメイドD選手にパス!
    ここまで目立っていなかったメイドD選手を止めにいける選手はいない!
    そして自らもその隙をついて更に前線へと上がっていく!」

ミハエル「……ふむ、自らに注意を引きつけて、全く警戒されていない選手を使う、ですか。
     ボディは残念ですが、ブレインの方は中々のようですね」

メイドD「それっ!お返しします!」 バシィッ!

メイドDは深入りせずに、PA手前辺りで天子へと戻す。
ノーマークとは言えまだDFラインを破った訳ではない。
彼女は自分の能力と役割をしっかりと把握している。

天子「(さて、確実に同点に追いつく為には至近距離から撃ちたい所ね)」

PA手前でボールを受け取った天子はそのままシュートにいくことも可能ではあったが、
既に後半も残り少なくリードされている以上、確実に同点にするべくドリブルでPA内に侵入する。


0ch BBS 2007-01-24