※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【サッカー】私の巫女様2【デイズ】


[469]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/05/07(月) 02:08:32 ID:???
陸上部の二人も情緒面、また立場的によろしく無く……
野球部の二人は流石に呼ぶに値せず、シスターズは居なくても同じだろう。
消去法染みた理由だが、この二人が最適だった。

君代
「と言う事で、呼びませんでした」

有栖
「……そうね、妙な事を要求されたら…私自身を抑えきる自信が無いわ」

菜々子
「う〜ん……私は既に、彼らの事大嫌いですし〜…合わないかもしれないわねぇ」


「姉方様と同じくであります」

剣立 省7

[470]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/05/07(月) 02:10:34 ID:???
やって来た、生徒会室前。
真新しい、木製の引き戸が命たちを威嚇する。

君代
「……生徒会室の前が、ここまで圧迫感を持つとは…」

美月
「み、みぃ…」


「立っていてもどうしようもないんですけれどね…
 やはり、入りづらい雰囲気です」

声の一つも聞こえない事は、静謐な雰囲気で無く不気味さを演出していた。
さながら、魔王の待つ部屋だ。

君代
「…えーと、風華さんは何で袴姿なんですか?」
省5

[471]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/05/07(月) 02:12:00 ID:???

「もしも義兄さんが、本気で来たら素手では一瞬で昏倒されます。
 これがあれば、30秒はもたせますよ」

君代
「(あぁ…もう喧嘩前提なんですね……)」

チャ・ザ神
「(命、最悪の場合は私の力を使ってください。
 一時的に視力を失わせる程度の光なら出せます)」

君代
「(神力は消費したくないんですけれどねぇ……)」

しかし、離脱方法としては悪くない。
誰も傷つけず、逃げる事だけが可能だ。

君代
「開けますよ!」

省2

[472]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/05/07(月) 02:14:52 ID:???
トントン。
軽く扉をノックし、「入りなさい」と返答があった事を確認して中へ入る。
……そこには…。

名護
「……おや。
 私は一人しか名前を書いたつもりはなったのですが…」

"正義"名護 啓介。

右京
「風華、か……く、く」

"断華右京"橘 右京。

伊藤
「一人でも良かったのに……なぁ。
 しかし……へっへっ、へっ」

"卑劣色魔"伊藤 誠。

この三人が揃っていた。 省1

[473]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/05/07(月) 02:15:55 ID:???

「むぅぅ……!」

部屋に入るなり、風華さんが伊藤 誠を強く睨みつける。

伊藤
「…うん?
 あぁ、右京の"イモウト"か…また、されに来たのかよ?」


「くっ、この色魔!
 あの屈辱、忘れていませんよ!」

伊藤
「俺も忘れてねーぜ、へっへっ」

……残念な事に、この二人には因縁があったらしい。
一触即発、となろう場面で……。

名護
「やめなさい、時間の無駄です。 省7

[474]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/05/07(月) 02:17:45 ID:???
…真面目な話を始める、名護 啓介。
右京が懐に手を入れ、その挙動に美月と風華が警戒した場面に相応しい言葉で無い。

君代
「…意外でしたね、
 てっきりもっと高圧的に"受諾出来ない"と来るかと思いましたが?」

名護
「ルールは守る主義だ」

君代
「(抜け抜けと……!)」

鎌瀬 一の破壊未遂……
更にクロコダインの破壊、どちらも目の前の男が指示した事だ。
その事が根底にある命は、早速頭に血が上りトゲのある問答をしてしまう。

名護 省7

[475]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/05/07(月) 02:38:03 ID:???
名護
「ええ。
 一言で言えば"金銭"問題です……
 学校から回せる部費は、こうなっています。

 見て解るように、サッカー部を二つ抱えられるような予算は出ない、出せないのです」

ばさ、と放られた用紙を見れば確かに予算は少ない。
タダでさえ少ない予算を、二分割してしまってはサッカー部の維持は難しいだろう。

伊藤
「部費として部員から多額の徴収をかけりゃ大丈夫だけどね。
 でも、現実的じゃないでしょ」

君代 省8

[476]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/05/07(月) 02:40:46 ID:???
合併はありえない。
サッカーをさせる気なんて、さらさら無いだろう。

名護
「では……仕方ありませんか。
 昇格を拒否する為の文章に、サインか拇印を……して貰いましょうか」

ガタンッ。

右京
「ク…ク、ク。
 10代の女子の肉は…叩き甲斐が、あるから…な……」

伊藤
「げ、キズモノにする気かよ…」

白い手袋を填める名護、懐から伸縮する棒を引き抜く右京。
すかさず美月が大きく飛び退き出口を押さえ、風華さんが木刀を抜く。

君代 省4

[477]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/05/07(月) 02:43:28 ID:???
名護
「……と、行こうと思っていましたが――」

右京
「……む、ん?」


「……」 ジリ…

名護
「一年、それも女性に力付くと言うのも良くない。
 そこで、次の案を提案しましょう……」

君代
「提案、ですか……」

名護
「ええ。
 ……新学期が始まる、【一月前半 休日】に…
 非公式で、試合をし…勝者が、正式なサッカー部を名乗ると言う物です」

君代
「……?」

話だけ聞けば、平等な話では無いか。 省2

[478]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/05/07(月) 02:52:16 ID:???

「……それで、私達が負けたら何をさせるつもりですか?」

名護
「サッカー部に編入して貰います。
 それも、"マネージャー、兼任選手"……と言う肩書きで、ですが」

君代
「……!?」

美月
「みぃっ!?

伊藤
「へぇ……いいじゃないか。
 そっちが勝ったらそっちが正式なサッカー部、俺達が勝ったら君達は俺らの物。
 解りやすいじゃん」


「下衆な……!」

負けたら、完全にアウトだ。 省12

[479]私の巫女様 ◆Miko/icOEk :2012/05/07(月) 02:57:00 ID:???
名護
「試合は中学サッカールールと同等。
 交代枠は無限、試合時間は前後半30分30分の一時間。
 延長は前後半15分でゴールデンゴール方式、それでも決まらない場合はPK戦……

 どうです、真っ当でしょう」

試合をする為の手続き、段取りは名護自らが買って出ると言う。
……負けた時の条件は過酷だが、勝負その物は真っ当なものだった。
 

「……試合場所の手配から、何から何までして下さるんですか?」

名護
「ええ。 省9


0ch BBS 2007-01-24