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【サッカー】私の巫女様2【デイズ】
[471]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/05/07(月) 02:12:00 ID:???
橘
「もしも義兄さんが、本気で来たら素手では一瞬で昏倒されます。
これがあれば、30秒はもたせますよ」
君代
「(あぁ…もう喧嘩前提なんですね……)」
チャ・ザ神
「(命、最悪の場合は私の力を使ってください。
一時的に視力を失わせる程度の光なら出せます)」
君代
「(神力は消費したくないんですけれどねぇ……)」
しかし、離脱方法としては悪くない。
誰も傷つけず、逃げる事だけが可能だ。
君代
「開けますよ!」
橘
省2
[472]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/05/07(月) 02:14:52 ID:???
トントン。
軽く扉をノックし、「入りなさい」と返答があった事を確認して中へ入る。
……そこには…。
名護
「……おや。
私は一人しか名前を書いたつもりはなったのですが…」
"正義"名護 啓介。
右京
「風華、か……く、く」
"断華右京"橘 右京。
伊藤
「一人でも良かったのに……なぁ。
しかし……へっへっ、へっ」
"卑劣色魔"伊藤 誠。
この三人が揃っていた。
省1
[473]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/05/07(月) 02:15:55 ID:???
橘
「むぅぅ……!」
部屋に入るなり、風華さんが伊藤 誠を強く睨みつける。
伊藤
「…うん?
あぁ、右京の"イモウト"か…また、されに来たのかよ?」
橘
「くっ、この色魔!
あの屈辱、忘れていませんよ!」
伊藤
「俺も忘れてねーぜ、へっへっ」
……残念な事に、この二人には因縁があったらしい。
一触即発、となろう場面で……。
名護
「やめなさい、時間の無駄です。
省7
[474]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/05/07(月) 02:17:45 ID:???
…真面目な話を始める、名護 啓介。
右京が懐に手を入れ、その挙動に美月と風華が警戒した場面に相応しい言葉で無い。
君代
「…意外でしたね、
てっきりもっと高圧的に"受諾出来ない"と来るかと思いましたが?」
名護
「ルールは守る主義だ」
君代
「(抜け抜けと……!)」
鎌瀬 一の破壊未遂……
更にクロコダインの破壊、どちらも目の前の男が指示した事だ。
その事が根底にある命は、早速頭に血が上りトゲのある問答をしてしまう。
名護
省7
[475]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/05/07(月) 02:38:03 ID:???
名護
「ええ。
一言で言えば"金銭"問題です……
学校から回せる部費は、こうなっています。
見て解るように、サッカー部を二つ抱えられるような予算は出ない、出せないのです」
ばさ、と放られた用紙を見れば確かに予算は少ない。
タダでさえ少ない予算を、二分割してしまってはサッカー部の維持は難しいだろう。
伊藤
「部費として部員から多額の徴収をかけりゃ大丈夫だけどね。
でも、現実的じゃないでしょ」
君代
省8
[476]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/05/07(月) 02:40:46 ID:???
合併はありえない。
サッカーをさせる気なんて、さらさら無いだろう。
名護
「では……仕方ありませんか。
昇格を拒否する為の文章に、サインか拇印を……して貰いましょうか」
ガタンッ。
右京
「ク…ク、ク。
10代の女子の肉は…叩き甲斐が、あるから…な……」
伊藤
「げ、キズモノにする気かよ…」
白い手袋を填める名護、懐から伸縮する棒を引き抜く右京。
すかさず美月が大きく飛び退き出口を押さえ、風華さんが木刀を抜く。
君代
省4
[477]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/05/07(月) 02:43:28 ID:???
名護
「……と、行こうと思っていましたが――」
右京
「……む、ん?」
橘
「……」 ジリ…
名護
「一年、それも女性に力付くと言うのも良くない。
そこで、次の案を提案しましょう……」
君代
「提案、ですか……」
名護
「ええ。
……新学期が始まる、【一月前半 休日】に…
非公式で、試合をし…勝者が、正式なサッカー部を名乗ると言う物です」
君代
「……?」
話だけ聞けば、平等な話では無いか。
省2
[478]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/05/07(月) 02:52:16 ID:???
橘
「……それで、私達が負けたら何をさせるつもりですか?」
名護
「サッカー部に編入して貰います。
それも、"マネージャー、兼任選手"……と言う肩書きで、ですが」
君代
「……!?」
美月
「みぃっ!?
伊藤
「へぇ……いいじゃないか。
そっちが勝ったらそっちが正式なサッカー部、俺達が勝ったら君達は俺らの物。
解りやすいじゃん」
橘
「下衆な……!」
負けたら、完全にアウトだ。
省12
[479]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/05/07(月) 02:57:00 ID:???
名護
「試合は中学サッカールールと同等。
交代枠は無限、試合時間は前後半30分30分の一時間。
延長は前後半15分でゴールデンゴール方式、それでも決まらない場合はPK戦……
どうです、真っ当でしょう」
試合をする為の手続き、段取りは名護自らが買って出ると言う。
……負けた時の条件は過酷だが、勝負その物は真っ当なものだった。
橘
「……試合場所の手配から、何から何までして下さるんですか?」
名護
「ええ。
省9
[480]私の巫女様 ◆Miko/icOEk
:2012/05/07(月) 03:01:41 ID:???
平等に見える条件。
それに対して命は……。
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どうしますか?(交渉時間:残り3回)
A 「わかりました、お受けしましょう」 快諾 *要三票*
B 「条件は飲みますが、負けた時…私に全てを負わせてください」
C 「試合参加資格を決めましょう、現在諏訪社中に在籍している生徒と」
D 「どうせです、公開試合にしましょうよ」 衆人監視を追加!
E 「時期は1月の初めで無いとダメですか?」
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0ch BBS 2007-01-24