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【愛が】黄金のジノ10【欲しい】


[35]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/03/24(土) 12:43:03 ID:???
詩織「あなたは、自分の行為が大切な存在を傷つけていると考え、怖くなって泣いていた……違うか?」
鏡「!」
鏡が、言葉を失う。しかし…………
鏡「だから何?!私を笑いに来たわけ?……………………っひッ!」
詩織「……人の話は、最後まで聞けよ。」
詩織の足が、公園の木を捉える。……約束の木だったと思うが、そんなものは関係ない。いつか破壊してやる。
鏡「……ひっ……」
鏡がへたりこんだ。家族が待っているから、乱暴にしないで、と鏡は泣きはじめ………
詩織「お前はいいよなぁ。私なんか、涙もとっくに枯れ果てた。」
詩織は、鏡の髪を掴む。
詩織「地べたを這いずり回ってこそ、見える光があるんだ……。だが期待するな!どうせ私たちには、一生見る事は出来ない。
………今更、そんな汚れた身体で、掴む光もないでしょう………?」
鏡「………………!」
鏡が、詩織を睨む。
美樹原「………生活の為………家族の為………皆、あなたのお陰で光を掴んでいる………でも、あなたは?」
鏡「………………………………………………」
愕然とした表情の鏡。
詩織「……B級とはいえ、私はアイドル。あなたの家族の生活を支える位の収入はある。面倒は私が見てやる。
あなたも……………私の妹になれ。」
美樹原は、鏡にサソードヤイバーを与えた。
それに反応するかのように空から電子音と共にサソードゼクターが降ってきて、鏡は右手で掴み取る。

………仮面ライダーサソード。かつて、地獄兄弟と地獄三兄弟として君臨したライダーだ。
……まぁ、最もすぐに地獄兄弟に戻ったが。


0ch BBS 2007-01-24