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【愛が】黄金のジノ10【欲しい】


[36]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/03/24(土) 13:05:46 ID:???
地獄三姉妹は、サッカー部のマネージャーとなった。
合宿中……
高見「はぁ………腹が減った………」
サッカー部の面々が合宿場に戻る。虹野は、フォーメーションを書いた紙を整理している。
……漸く根性だけではいかんともし難い事態があると気付いたらしい。
詩織「出来たわ。」
出された料理は天丼だった。狐色の衣に包まれている海老。天ぷらにはタレがかかっていて、食欲をそそるような湯気も漂う。
だがそれを見た途端、虹野の中である疑問が芽生える。いくら私設部が協力に入ったとはいえ、
サッカー部の合宿に、人数分以上の海老を買うほどの余裕なんてあるのだろうか。
ふと気が付くと、近くに川なんて無いはずなのに周辺にその匂いが漂っている。そして見覚えのない青いバケツが目に入った。

虹野「あの、藤崎さん。」
詩織「何?」
虹野「これは一体何?」
詩織「天ぷらよ。」
聞きたいのはそんなことではない。
虹野「そうじゃなくて、何の?」
詩織「ザリガニ。」

ぶは。空腹に任せて、食事をかっこんでいた大半の者が吐き出した。
詩織「安心して。ちゃんとした川で釣ってきたし、10分以上茹でたわ。」
部員一同「そういう問題じゃなくて!」
涙目になりながら激怒する部員一同と、冷静に返答する詩織を尻目に、鏡とガーリックは箸を進める。
高見「鏡さんとガーリックは、こんなの平気なのか!?」
鏡「何言ってるの?こんなに美味いご飯、久しぶりに食べたわ。」
ガーリック「親父が連れて行ってくれた、丼屋の味によく似ている。美味すぎる!」
恍惚の表情を浮かべながら食べる二人を見て、皆は、一気に食欲が減退した。


0ch BBS 2007-01-24