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【愛が】黄金のジノ10【欲しい】


[657]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/05/15(火) 21:25:39 ID:???
>>656
良識派は損をしますからね………。

去年のクリスマスに至っては、いらない情報が流れただけに、大輔までヤマトに反目。
もはや収集不能になり、太一が大輔に
『お前に関わりがない事に、首を突っ込むな』
と、かなりきつく叱り、大輔が矛を納める形になった。
結果………ヒカリは態度を更に硬化させ、もとからギクシャクしていたタケルとの仲に、修復不能といっていいレベルの溝が出来た。
太一「(まぁ、そりゃ………やっちまった、って話聞いたらそうなるわな…………)」
原因の一つには、自分自身の行動もある。
太一は、内心はともかく、表面的には何事もないよう取り繕った。
それが、余計に皆の勘に障ったのだろう事は、想像に難くない。

しかし………太一にしてみると、ヤマトと空の付き合いに自分が口を出す事もおかしい話なのだ。
別に自分が、ヤマトと空の関わりについて何か言う必要はないし、そこで何があろうが自分の管轄外だ。
昔、好きだった人だったとはいえ、そこまで干渉する筋合いがない。
……醒めているのか、それとも考えないようにしているのか……。

自宅では、最近元気のないヒカリが居間にいた。
……何も映さないような瞳で、テレビを見ているヒカリ。
太一「ただいま。ヒカリ。」
ヒカリ「……お兄ちゃん……」
ヒカリは、太一を見て少し笑った。
ヒカリ「お兄ちゃん、今日は早かったんだ?」
太一「あー。試合も近いしな。」
ヒカリ「そっかぁ。」
笑顔を見せるヒカリ。その笑顔は、昔のように屈託がない。


0ch BBS 2007-01-24