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【愛が】黄金のジノ10【欲しい】


[781]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/05/19(土) 21:17:16 ID:???
★これは… *クラブA* ★
クラブA…ヒカリ

ヒカリ「お兄ちゃん。」
肩を叩かれた太一が振り返ると……そこにはヒカリがいた。
ヒカリ「試合、お疲れ様。大活躍だったね。」
太一「ヒカリ……………」
ヒカリは、ニコニコしながら太一の腕に腕を回す。
ヒカリ「かっこよかった。………でも………お兄ちゃんが、怪我しなくてよかった…………。」
太一「…………………」
ぎゅう、としがみつくヒカリ…………。ヒカリは、味方FWの姿が、太一に見えて仕方なかった。
頑張って、頑張って、頑張って。そして悪意ない相手に夢を奪われ………堪えきれない嗚咽を洩らし、退場していく……。
太一「………ありがとな。でも、ヒカリ………。怪我した先輩、まだ復帰を諦めてねぇんだ。」
ヒカリ「………え?」
太一「絶対、復帰する。そう言って、必死に足掻いている。先輩達も、先輩の為に………絶対優勝する、って。
いい仲間だよな。………端から見たら、無駄な足掻きにしか見えなくても。」
ヒカリ「………ばかじゃん。」
太一「まぁな。………それが、きっと野郎なんだよ。不器用で、カッコ悪くもがいて、足掻いて。」
太一は、ヒカリの頭を撫でる。
太一「………俺は、その勇気が無かった。」
ヒカリ「………………」
ヒカリが、身を固くする。
ヒカリ「……諦めるのも、勇気だよ……お兄ちゃん……」
太一「自分が、やれることを全部やったなら、な。」
自分は、何一つとして空に伝えていない。空、ヒカリに比べ、なんと勇気のない事か………。
太一「だからよ。結果が分かっていても……玉砕しねぇと、先には進めねぇ。」
ヒカリ「……ダメだよ。お兄ちゃん、それはお兄ちゃんのエゴだよ!」
ヒカリは、太一を必死に止めた。


0ch BBS 2007-01-24