※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【愛が】黄金のジノ10【欲しい】
[818]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI
:2012/05/23(水) 21:53:04 ID:???
ライブが終了し、ヤマトが出てくるまでの間。空は、喫茶店にいた。
………昨日、ヤマトに太一の気持ちを聞いた。
『フェアじゃないから』
ヤマトは、そう言ったが…………それが自信の表れなのか、それとも、本当にそう考えたか。わからない。
空「(太一は、私を思い続けてくれていた)」
……正直に言えば……やはり嬉しい。嬉しい反面……………………
太一と向かい合うのが、怖い。
太一を好きでいるのに、疲れたのでなく………
自分は、太一から逃げた。太一が怖かったのだ。太一に思いを拒絶されるのだけは、堪らなく嫌だった。
……現状、太一は自分から距離を置いている。それが、空には嬉しかった。
友人として、仲間としてなら、太一から嫌われない。太一の傍には居られないが、嫌われる事はない。そして、自分も恋を錯覚出来る。
ヤマトは、自分を思ってくれるし、ヤマトと一緒にいると、肩肘張らなくていいから、楽………
太一が思うように、自分は強くなんかない。だから、ヤマトを選んだ。
………そう思いたかったし、そう思わせて欲しかった。しかし………………
空「(……どうして、『今』なのよ………)」
既に自分は、ヤマトに自分を捧げた。しかし、太一は何も言わなかった。
自分は、太一にとってそれだけの存在……そう考える事で、気持ちの平静を保ったのだ。
自分を傷付けて、泣きわめいて気を引きたくて。でも太一は自分を見ていない。
……そうした事自体が、全て勘違いだった。としたら……
それこそ、笑えない。自分で躍り狂って、勝手に転んだだけだ。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24