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【愛が】黄金のジノ10【欲しい】
[823]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI
:2012/05/23(水) 23:08:12 ID:???
カトリーヌ「……タイチは、フランスの時とは感じが違うわね。」
太一「そっかぁ?こんなもんだと思うぜ。」
カトリーヌ「いえ、あの時は、何か張りつめていた印象があったから……。今は、いい顔をしていて安心したわ。」
にこり、と笑うカトリーヌ。その笑顔は、春の日差しのように暖かい。
太一「………ま、心当たりはあるけどな。」
太一は、頭をかいた。
カトリーヌ「(……さっき来た彼女かしら。)」
ミミに聞いた、太一の好きな人。ミミの主観が入り雑じり、かなり雑多な情報であった。
太一「まぁ……お前もフランスから大変だったなぁ。しかし、クリスマスだと恋人が寂しがるんじゃねぇか?」
ヒカリ「そーですよ?早くフランスに帰らないと。」
カトリーヌ「フリーだし、普通クリスマスは家族と過ごすわ。」
カトリーヌが笑う。
カトリーヌ「(……積極的なタイプかと思えば、結構冷静に外堀を埋めていくタイプか。)」
積極的に愛を語られるよりは、やり易くていいが………ミステリアスな部分に見えてしまうのも否定出来ない。
カトリーヌ「(……仲良くなれば、また違ったタイチが見られるのかしら?)」
カトリーヌとしては、以前の対面で興味を持ち、長い期間待っていた。
それだけに、興味をそそられる。
カトリーヌ「ああ、タイチ。そうだったわ。これ、私のアドレス………きゃっ!」
カトリーヌが、太一に紙を渡そうとした時。ヒカリが魚の如く紙に食いついた。
カトリーヌ「…………………美味しい?」
ヒカリ「全然。」
もっちゃもっちゃ、とヒカリが紙を咀嚼する。
カトリーヌ「……はぁ。後で、ミミに連絡先を聞いて頂戴。」
カトリーヌは、そう言うと席を立つ。ヒカリは……二度と来るなとばかりに、カトリーヌの背中に向かって舌を出した。
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0ch BBS 2007-01-24