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【愛が】黄金のジノ10【欲しい】


[900]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/05/29(火) 18:49:11 ID:???
ジョアンはブルノを、サッカーを心から楽しみ、愛するように育てたつもりだ。
プロとなり、実力不足から散々な目に遭ったが、それでもブルノは楽しみながらサッカーをやってきた。
キーパーは、ワインと同じ……若いキーパーは魅力的だが、味わいに欠ける。それだけに、じっくりと育てようと考えていたが……

自分に残された時間は、あまり無いようだ。

アーサーにしても、薄々それを感じているのだろう。彼のサンターナへの指導の熱さが、それを物語っていた。
ジョアン「(人生とは、ままならんものだな。)」
出来れば、ずっとブルノと過ごし、ブルノが愛するサッカーを指導したかった。
教え、導き、いつかブルノが引退しても、彼の側にいるものだと頭から信じこんでいた。
……ひび割れつつある、自分の身体。万物に永遠はない。理解はしているが………やりきれない。
ジョアン「(……私は………)」
漸く寝付いたブルノを、ジョアンは暖かい目で見る。
ジョアン「……ブルノ。私の運命の子よ。私が持つ全てを、君に与えよう。」
今は理解出来ないかも知れないが、いつか理解出来るであろう事も。その時に自分が側にいるかは、分からないが。

翌日………………………

ジョアン(主柱)「起きたか。では講義を始めるぞ。」
ブルノ「うえ、朝からかよー!」
嫌がるブルノを、ジョアンは微笑みながら見た。
ジョアン「ブルノよ。時間は無いぞ?サンターナや、ヘルナンデスは、更に先に行っているからな。」
ブルノ「厳しすぎるってばよー!」
……それから、毎朝ジョアンの講義は続き……ブルノの頭を鍛え、判断力の向上の一手になった。たまにブルノの頭がショートしていたが。


0ch BBS 2007-01-24