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【大回転!】キャプテン霊夢20【大妖精】
[397]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2012/04/22(日) 00:10:22 ID:0w6OvLDs
気質というものは目に見えない形で循環しており、無限にある訳ではない。
天子の先ほどのシュートはそれを全て集めて解き放つ為、
少なくともその試合中に2発目を撃つ事は不可能になってしまのだ。
天子からしてみれば、先ほどのシュートは正に切り札中の切り札。
決まっただけマシではあるが、出来れば勝ち越しを狙う際に使いたかったのが本音である。
そして、このシュートを封印していたもう一つの理由が……。
天子「(はぁ、はぁ……。ちっ、やっぱりこうなっちゃうか)」
こいし「……天子、もしかして疲れてる?」
天子「そんな事ないわよ。気のせいじゃない?」
こいし「そうかなぁ……?あんまり無理しないでよ。天子がこのチームのキャプテンなんだから」
天子「(……流石に、無意識を操るこの子までは誤魔化せないか)」
疲労した表情を他のメンバーに見せないように尊大な態度を崩さない天子だったが、
先ほどよりも明らかに自分の体が重く感じる事を自覚していた。
天子「(予想はしてたけど、体力の消耗が半端ないわね。
普段、緋想の剣でコントロールしてるのを、自分の身体だけで
コントロールしようとしてるんだから無理もないけど……。
とりあえず、これで少しは流れが変わると良いんだけどね……)」
このシュートは天子の持つ他のシュートに比べ、著しく体力を消耗する。
天子が普段ゲームメイクを中心に行い体力を温存しているのは、
このシュートを撃った際の疲労を致命的な物にしない為でもある。
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